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三重仮紐は、三枚重ねたゴムを使うことで、帯結びの可能性を広げる道具です。振袖の変わり結び用に使われ始め、今では普段の着物の名古屋帯や、半幅帯にも使われています。
三重仮紐の構造は簡単で、自分でも作れます。今回、紐をつけることなく、腰ひもを使うことで使える三重ゴムの作り方を紹介します。ゴムと裁縫道具だけでできるので、超簡単です。
三重仮紐は便利!超簡単作り方の紹介 ゴム紐の準備
三重仮紐のゴムの部分は20~25センチにします。これは、背幅の広さに合わせてください。普通にスーパーや100均で売っている2~2.5センチのパジャマのズボン用のようなゴムを買います。
長さ25センチで作る場合、必要なのは、25×3の75センチと、3枚重ねるので、2枚目、3枚目に、少しゆるみを入れる分のプラスαです。
今回、紐を縫い付けない作り方なので、ゴムの両端に6~7センチの余分を取ります。ですから、余分に12~14センチ必要になります。初めに90センチに切っておくと作りやすいです。
三重仮紐は便利!超簡単作り方の紹介 ゴム紐のたたみ方
ゴムは3つに切ると面倒なので、切らずに折り畳みます。その時、最初の端を6~7センチ出しておきます。折ったところを留めるのに、ピンチや洗濯ばさみを使うと便利です。
一重目の端に6~7センチの余分を取ったあと、ゆるみを入れながら3つに折ったら、反対側も同様に、6~7センチ出しておきます。両方をピンチで留めて、5~7ミリぐらいの目で縫います。1回縫ったら玉止めをして、もう一度逆方向に縫っておくと安心です。万が一、糸が切れることがあっても、2通り縫っておくと、崩壊することはありませんから。
三重仮紐は便利!超簡単作り方の紹介 腰紐通しを作る
三重部分が縫えたら、今度は、端っこを折り曲げて、マチバリで留めます。
両端に、3センチぐらいの輪ができます。ここに、腰ひもを通すのです。
安心のために、先ほどと同じように、往復縫うことをおすすめします。
この紐通しの輪がなくても、三重のゴムの端に腰ひもを通すこともできますが、専用に外に付けていた方が、帯が綺麗に形作れます。
三重仮紐は便利!超簡単作り方の紹介 腰紐の通し方
腰ひもは、片方を30センチ長くしたぐらいにして、2つ折にします。
まず、腰ひもの輪の方を、三重ゴムの片方の紐通しに通します。
そして、腰ひもの先2本を、この輪にくぐらせます。
腰ひも2本をギュッと引っ張って、三重ゴム紐にくくりつけます。
実際着る時は、これで、胴にまきます。反対側の紐通しに、腰ひもの長い方だけを通します。
前もって通しておいて、足の下からくぐらせるということも可能です。
ゴムの紐通しの輪に通した腰ひもを、前に持ってきます。そして、短い方の腰ひもと合わせて蝶結びにします。この時、真ん中にすると、帯揚げを入れる時の邪魔になるので、片側に寄せます。そのためのバランスの良い長さにするために、最初に腰ひもの長さをずらしているのです。
三重仮紐は便利! 使ってみたら
三重仮紐を使う時は、前結びにするので、実際使う時は、ゴム紐を前にあてて、腰ひもは最初は後ろで仮結びをしています。そしてぐるりと回して、きちんと結び直します。
帯板しかしていませんが、調度いい場所に、腰ひもが来ているのがわかりますね。
こちらは、後ろ姿です。三重のゴムが、帯板の上に来ています。そして、背幅分のゴム幅が十分あります。帯結びをする時は、このゴムに帯を通すことで、アレンジが可能になります。
三重ゴム紐は、紐をいちいち準備しないでいいとなると、簡単に作れます。買っても500円未満ですが、通販が着くのを待っているよりも、作った方が早いです。超簡単ですので、ぜひ、試してみてください。
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