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「桜姫東文章」仁左衛門、玉三郎うっとり感が上がる。2回目観劇感想

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今日は、桜姫の2回目。初日は緊張していたし、玉三郎の赤姫がかわいくて、もうそれだけで舞い上がりました。初日から1週間たち、二人のからみが濃くなって、ドキリ、ドキリの連続で、オペレグラスが離せません。

桜姫東文章」発端 ボーイズラブにドキリ

物語の発端、江の島稚児ケ淵での清玄(仁左衛門)と白菊丸(玉三郎)のボーイズラブ。これもかなりドキドキものだと気づきました。
花道の七三で、膝立になり、ひしと清玄にだきつく白菊丸。
3階A席2列目からの観劇なので、白菊丸が清玄を見上げる目が、「好きな人」を信頼しきっている無垢な眼差しで、ドキリとする。若い僧と稚児が抱き合っていると思うと、こちらのほうが、本編より危険かもとも思ったり。とにかく、このシーンの二人には、「二人は離れられない」という濃いーーい想いがあふれています。
今度生まれ変わるときは、女となって一緒になりたいと願う白菊丸。香箱の蓋に名を書いて形見とし、心中をする二人・・・と思ったら、白菊丸がさっと海に飛び込んでしまい、そのしぶきがあがって「エッ!」と驚く清玄、仁左衛門。遅れてしまって、さぁ、飛び込もうとするんだけれども、大人がゆえに怖くなり、体がかたまってしまいます。さぁ、さぁと思いながらもオロオロしていたら、青い人魂がポッとあがり、白い鳥が一羽バタバタと飛んでいくのでした。ここで、ちょっと清玄の情けなさがチラリ。
清玄は、心中の生き残りというから、海から助けられたとかだと思っていましたが、飛び込んでなかったんですね。これは、忘れていました。

序幕第二場 桜谷草庵の場 濡れ場が濃い

桜姫は、1年前に家にしのんできた盗賊に犯されてしまうのですが、顔も知らないその男が忘れられない。さらに密かに子供まで産んで、里子に出してしまっています。その煩悩から逃れたいのが本音で、周りがとめるのを聞かず「出家する」と言っていたのですね。世間知らず感満載の初々しい赤姫の玉三郎だから、純愛に思えます。
ところが、手紙を届けにきた男の腕の物をみて、姫は驚きます。その彫り物が、姫があの夜薄明りに見た男の腕の彫り物と同じ。通称、釣り鐘権太(仁左衛門)だったのです。
そこから姫は、「今、男女の怨念の話を聞いて耳が穢れたから、今剃髪するのはやめた、しばし休憩を」と言って、腰元たちをさがらせます。そして、権太に「もっと近くに」と呼び寄せ、躊躇する権太を部屋にあげてしまいます。
それから、桜姫の目元が俄然色気を帯びて、うっとりとします。出家するといって押さえていた情欲がからだの奥からわき出てきようで、袖や着物を整える動きにも、柔らかな上品さに、期待感でふわふわしているのを感じます。
そして、あの夜のできごとを権太に恥じらいながら告白し、「忘れられなかった」と。この物語の筋を知らずに初めて観た方には、仰天の展開ですね。これが歌舞伎か?と。
ことの成り行きに「そうだったのか」とシメシメ顔の権助。ここからは、権助もせまっていきます。
姫の腿に着物の上から足を置いてでグリグリしたり、そして、胸元に手をいれたり。美しいキメポーズを交えながら、濡れ場は濃厚になっていきます。そして、お互い帯をほどいた姿になって、御簾がおりる。御簾の外に、桜姫の打掛の裾が少しのぞいているのが、また色っぽい。
本当に濃厚なシーンになっていて、オペラグラスがおろせない。

仁左衛門「清玄」の情けなさがかわいい

そして初日に気付いた、仁左衛門様が、ダメダメな清玄を演ずることの魅力。
倒されて転がるだけでなく、桜姫にはふられっぱなし。それでもひつこくして、袖を掴み、ひきちぎる。そして、その勢いでバランスをくずして川に落ちるどんくささ。
ようよう川から這い上がるときは、口に桜姫の着物からちぎった袖を咥え、濡れ鼠色の着物になっている。本当にこんな情けない役は、まず観ることはなく、ワクワクします。
桜姫の赤子が捨てられていて、泣くのをほっとけずいきつもどりつ。そのうち赤子がいれば桜姫を呼び寄せられるかもと抱き上げる。赤子をあやしている時は、荒川の佐吉がチラリとよぎります。もともと、そういう柔らかさ、暖かさがあるから、情けなさもいい感じにハマるのでしょう。

二幕目第二場 三囲土手の場でのだんまり

二幕目があくと、大きな鳥居が目に入ります。三囲神社の鳥居前で、後ろは一段高い土手になっています。

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刑をうけて数日後、桜姫と清玄は、落ちぶれた風体で、さまよっています。

玉三郎は、髪飾りはなく、オレンジの振袖に蓑をかけ、編み笠をもっている。花道からの登場ですが、落ちぶれていてもとても美しい。

仁左衛門は、髪が伸びています。そこに手拭いで頭巾をし、黒い僧衣を着ている。桜姫の着物からちぎった袖で赤子をくるんで抱いています。しかし、あたりは暗がりのため、お互いに気づきません。

雨がパラパラと降ってきて、赤子が泣く。濡れた着物を乾かそうと、清玄は、近くにあった木くずに傘で覆いをして、火を起こします。赤子に気遣いする清玄、仁左衛門。

ようやく焚いた火の灯りで、お互いに気付くかなと思ったら、そうでもなく。

桜姫が、お坊様に布施物をということで、以前清玄にもらった薬袋を投げます。それを見や清玄は・・・。

まとめ

物語はこれから、というところで終わりますが、全然かまいません。最後の暗闇のシーンは、独吟の唄があり、鳥居があり、焚火があり、土手があり、そこに落ちぶれた二人がさまよう。
玉三郎は、花道から土手にあがって、行ったり来たりするだけで本当に美しい。お姫様をやってくれて本当に嬉しい。
仁左衛門は、高層そのものだったのが、情けな~い破戒僧になる、思えば心中の時にオロオロしていた姿と結びつくし、それもあり、でかわゆい。もちろん権助はかっこいいですよ。
初日は自分も緊張してましたが、1週間たって、当然流れがよくなっているから、浸れました。次の観劇が楽しみです。
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