月組「アイムフロムーオーストリア」感想 タマキチは若返っていたけど
「何で、今更このミュージカル?」 1幕後半ごろになっていたでしょうか?この気持ちが頭をもたげてきたのは? タマキチは若いぼんぼんでスッとしているし、れいこちゃんは嫌なヤツを元気一杯演じている。サクラも前作のお通よりも、ずっとずっとずーーっといいです。
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「何で、今更このミュージカル?」 1幕後半ごろになっていたでしょうか?この気持ちが頭をもたげてきたのは? タマキチは若いぼんぼんでスッとしているし、れいこちゃんは嫌なヤツを元気一杯演じている。サクラも前作のお通よりも、ずっとずっとずーーっといいです。
宝塚大劇場にて、月組「夢現無双」を初日開けての月曜日、火曜日公演を、連続3回観劇。この公演で、まさかの2番手スター「みやちゃん退団」という衝撃があったからの観劇です。物語の主軸は、吉川英治作の「宮本武蔵」のダイジェスト版です。
宝塚に友人が住んでおり、みやちゃんが声が出なくなって吹替公演をしていた日にも観劇をしており、その衝撃のリアル報告を聞き、心配していたら、翌日から休演。どうなるかと思う中、28日のチケットが手に入り、村まで行ってきました。
ミュージカルの名作「雨に歌えば」が、月組の本公演後の別箱公演。宝塚の初演の星組、安蘭けい主演を観ており、とても楽しかった。「リナ」という変な声のいわば敵役の女優がいるのですが、今回はマユポン(輝月ゆうま)が!!これは大抜擢ですよね?
植田景子先生の傑作であり、月組の大空祐飛の初期の代表作ともなった『THE LAST PARTY フィッツジェラルド最後の一日 』が、月城かなと主演で月組で再々演することに。正統派の美形であり、芝居心のあるかなと君なら、納得の演目です。
初見の時は、月城君のポッキーが、かっこよさを水色メガネであえてこわして、ちょっともったいないなと思いました。美形として刷り込まれているのでね。でも、2回目観劇から、なんだかおかしさがまし、3回目では、ワクワクして探すようになりました。
ぶかぶかの宇宙服を破って出てきたバッディのタマキチは、サングラスもくわえタバコも似合う!「ハッハッハッ」という高笑いも、声に奥行があり、いい!!がっしりと男らしいので、ハツラツとした健康的な悪党という感じ。悪党チームのダンスにしびれます。
「カンパニー」は日経新聞の書評に載っていて、印象に残っていました。月組で上演が決まりすぐに本を買って読み、期待が膨らみました。タマキチのサラリーマンは自然に男らしく、華やかなバレエダンサー高野がぴったりのみやちゃんと、バランスがいい。