成人式の振袖をアンティークに。職人の手仕事の美しさで品良く着る

「日常的に着物を着る」という文化が、すっかり日本からすたれてしまい、これから成人式を迎えるという10代後半の方では、結婚式等のイベント以外に、着物姿の身内の方を見たことがない、という方が多くなっているのではないでしょうか?そうすると、成人式の振袖を選ぶのにも適格なアドバイスをしてくれる人がいない。ネットの情報はありますが、自分にとっての良し悪しはわかりません。だから、今のうちに、本来の着物の美しさにふれ、じっくり自分の目を肥やしてゆきましょう 。

スポンサーリンク

成人式の振袖は、インクジェットプリントのものが増えています

着物作りのための手仕事をする職人の方が減る一方、「インクジェット」というインクを直接吐出する方式で多色刷りのできる技術が発達し、華やかな振袖が作りやすくなっています。

インクジェット染めは、繊維関係ではずいぶん古くから使われていて、当初は簡単なTシャツにプリントするような程度だったのですが、技術革新の結果、いまでは相当に細かな表現も可能になっています。

この技術が、着物にも用いられています。友禅のような華やかなデザインを作るのにも、型紙製作や職人さんの手を必要とせず、デジタルデータから直接出力するので、デザインに制約が少なく、小ロットでも生産できますし、同じ柄を大量生産することもできます。もちろん、日本でなく、中国やベトナムなど、海外で生産することも可能です。また、化学染料を吹き付けて、熱処理して染めつけるので堅牢度も高いです。ですから、今や、一般的なレンタル振袖の多くが、この技法によるものになっています。また、セットで2~30万ぐらいで売られている振袖は、ほぼインクジェットプリントのものと考えられます。

成人式の振袖は、職人の手仕事で作られたアンティークで

着物の手仕事の職人さんが減っている中で、多色刷りが簡単にできるインクジェット染めは決して悪いものではありませんが、弱点として、厚手の生地が使えない、ということがあります。ですから、どうしても薄い生地でしか印刷が出来ず、ペラペラの生地のものが多くなり、安っぽくなりがちなのです。一方、職人が手染めした振袖は、丹後ちりめんや濱ちりめんなどしっかりと張りのある生地を使用しているので、大勢が集まる成人式で見た時に、インクジェットプリントと、職人の手染めの違いとなって表れます。

しかし、呉服屋さんも、レンタル屋さきも、その振袖がインクジェットか職人の手仕事かの説明はしません。また、販売員もその違いを知らない場合もあります。このような状況で、着物初心者の方が、その違いを見分けるのは困難を極めます。

そこで、おすすめなのが、アンティークの振袖です。アンティークの振袖では、古典的な色合い・柄、絞り、刺繍などの手仕事の美しさ、奥行の深さ、品の良さに触れることができます。もちろん、サイズの問題がありますので、身長が160センチ以上になると、選択肢が狭まりますが、仕立て直すなどして、サイズ対応ができるようになっています。

成人式の振袖 アンティークの探し方 購入かレンタルか

店舗で購入

アンティークの着物の良さは、見れば見るほどわかるようになります。
購入する場合、東京であれば、「壱の蔵」の原宿店がおすすめです。http://ichinokura.info/shop_harajuku.html

振袖でなくても、アンティークの着物がたくさんあり、目を肥やすことができます。

京都であれば、四条の「大安」にも、アンティークの着物がたくさんあります。

http://www.kimono-daiyasu.com/about/

どちらも、ネット通販も行っています。

ネット通販で購入

ネット通販だけなら、「イチロウヤ」にはいいものがあります。ただ、ネットの画像の中で着物にあう帯、長襦袢も選ぶ必要があり、全く知識がない方には、ちょっと難しいかもしれません。柄についての詳しい解説や、痛みなどの丁寧な解説があり、ひとつひとつの着物を大切に思う気持ちが伝わってきて、手に取ってみたくなります。

イチロウヤ 59,400円

スポンサーリンク

http://japan.ichiroya.com/index.php

店舗でレンタル

東京「灯屋2 代々木店」

東京の「灯屋2」では、アンティーク着物の販売を銀座店て、振袖などのレンタルを代々木店で行っています。気に入れば購入することもできます。代々木店は、下見も予約をお願いしています。納得して選ぶためには、GW過ぎたら、下見をスタートするのがおすすめです。

http://www.akariya2.com/yoyogi.html

灯屋2 代々木店

『既存のセット貸しではなく全てお好みに合わせてトータルコーディネートいたします。
灯屋2では紹介しているものの他にも、150枚以上を取り揃えております。』

銀座通りにある銀座店も人気の店で、着物専門雑誌の常連でもあります。もともとは骨董美術を扱う灯屋本店から派生した店で、古き良きものを大切にしながらも、アンティークだけではなく、アジアの手の込んだ美しい布を生かした帯やコート等、独自の味わいも加えた品ぞろえをしています。振袖を選ぶ目を肥やすために、覗いてみるのもいいかもしれません。着物好きなお客様同士が、一緒に着物選びを楽しむような、いごこちのいい店舗です。

http://www.akariya2.com/ginza.html

東京「衣装らくや」
芸能人や文化人の「きものスタイリスト」として、有名だった石田節子さんがH8年に立ち上げた店舗です。
『アンティークの着物コーディネートは得意分野であり、お客様にアンティークのきものを纏うことで味わえるきものの上質感、日本の伝統美、日本文化の奥深さ・面白さをお伝えしていきたいと思っています。』

衣装らくや

成人式の振袖選びのためのまとめ

着物を見る目を養うために、振袖を決める前に、晴れ着でない着物にも触れるのがおすすめです。アンティーク店の場合、袖を通してみることもすぐにできます。洋服の感覚と着物では違いがありますので、数を見ることで感じ取る力が身につきます。それに、なんといってもアンティークの着物はキレイです。瞳の奥からうるうるしてきます。良いものを見て、日本の伝統美を備えた振袖で、大切な成人式に臨んでいただければと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。