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先日、知り合った30才前後の女性3人組は、会社に着物を着ていくのが目標、ということでした。学校の先生で、毎日着物という方は知っていましたが、服装自由な企業となると、考えられるのは・・。「IT企業?」と聞いたら、「はい!」ということ。IT企業っていいな~。時代は変わるんですね!
半幅帯をお太鼓風に
日常の生活の中で着物を着るとなると、手早く着られて、ラクに過ごせる半幅帯がオススメです。お太鼓系の帯結びなら、着物らしいキチンと感が出て、仕事や、ちょっと人に会うのにピッタリです。この結び方は、背中に厚みが出ずペタンコなので、椅子に座った時も型崩れしにくいです。
半幅帯を結ぶときの基本
◇半幅帯は、体の正面で結び、最後に、衿が崩れないよう、右回りで後ろに回し、整えます。
◇半幅帯を結ぶには、帯を固定させる「テ」と、帯を形どる「タレ」を、どういうバランスにするかが、最初のポイントになります。
ここでは、3メートル60センチの、芯の入った博多の半幅帯を使っています。この結び方は、長めのものに向いています。
テの長さを決める事が大切
今回の結び方は、お太鼓の下にくるタレがなくて、テがあるタイプです。
半幅帯を背中からあて、テを帯の中心から膝くらいの長さ(約50センチ)とります。【左図】
テを上に折り曲げ肩に預け、タレを胴に二巻します。最後に、ギュッと下側を締めます。
テは半分に折ります。
タレがなくてテがあるお太鼓風結び方
タレをテの上にのせ、タレの下をくぐらせて、結びます。結び目は縦にして、ギュッと締めます。こうすることで、しっかり結べます。上に引っ張っているのが、長い方のタレです。
ここで、テの長さを確認しておきます。
手は下側にある短い方です結び目から横に折り、折り返した幅が、肩幅程度になるの確認します。もし、短い場合は、長すぎる場合や、結び目をずらして調整します。
肩に預けたタレを下ろし、タレ先からまず20㎝を折り曲げます。くるくると3回巻きます。結び目の手前は、少したるませます。
たたんだタレの真ん中に、腰ひもなどを通し、結び目の上に固定します。
紐は後ろに回し、仮結びします。たたんだ帯の根本を左右に広げ、下側の整えます。
この紐をおおうように、帯揚げを帯の中に通して、後ろで仮結びします。
(この時、テは後ろに預けています。)
テをお太鼓の中に通します。
帯締めをテの上に通し後ろで仮結びします。これで完成なので、衿元がくずれないよう、丁寧に目に回します。帯に通した腰ひも、帯揚げ、帯締めをきちんと結びます。
タレが3枚重ねになることで、お太鼓の幅が出て、お尻の幅をカバーすることができます。お太鼓になっている、右側の端っこの下側は、タレ先になっています。
かわいいアレンジの結び方
タレ先を少し折り返します。それを中に入れ込んで、先ほどと同様に、タレを三重に巻きます。
タレ先を折りこんだところに、帯締めを通し、帯の下側を固定します。(ここでは、帯揚げをしていませんが、先に帯揚げをしてもかまいません。)
テ先の真ん中を、ゴム等でしばります。それから、タレの中に通します。帯揚げを通し、腰ひもを包み込み、後ろで仮結びします。
後ろにまわしました。キュートな感じに仕上がります。
他のお太鼓風
私がよくするのは割太鼓ですが、半幅太鼓も代表的な結び方です。柄の使いかたで、おもしろくなります。この2つは、お太鼓にタレがあって、テがありませんね。
お正月の晴れ着とかの特別なものでなくて、半幅帯で会社に行くことが、よくあるようになったら、なんて素敵なんでしょう!知り合った人達のIT企業は、当然、フレックスタイムでしたから、満員電車に乗らなくていい。ちょっとした融通がきくようになれば、会社勤めも豊かになりますね!