花組「ビューティフルガーデン」感想 きれいな衣装、新しいダンス
題名からは、春の庭に蝶々が舞うような、明るく健康的なものをイメージしていたので、赤紫や黒を使った衣装、蝶をデザインした舞台装置など、妖しげな展開にびっくり! みりおは、長めにたらした金髪の前髪から、色っぽく、危険な香りのまなざしを投げかける。
日々の気づきや趣味のことを書いています。
題名からは、春の庭に蝶々が舞うような、明るく健康的なものをイメージしていたので、赤紫や黒を使った衣装、蝶をデザインした舞台装置など、妖しげな展開にびっくり! みりおは、長めにたらした金髪の前髪から、色っぽく、危険な香りのまなざしを投げかける。
博多座の「あかねさす紫の花」観劇のために、宿泊していた親友の家の中2の娘が、持ち帰った「メサイア」のちらしを見て、「行ってみたい」と!天にも昇る嬉しさです~。日を決めて友会登録し、かろうじてA席がとれました。みりおちゃんのビジュアル力に、感謝です。
最近、歌舞伎座で、立役の踊りにいろいろチャレンジしている菊之助が、歌舞伎巡業の東コースで、「高杯」を踊るという。これは、亡くなった18世勘三郎が得意としていた演目。踊りのテクニックだけでなく、愛嬌のいる役です。
七月の歌舞伎座は、長男の勸玄君が出演するということもあり、開演前から売切。昼夜観ましたが、断然夜の部のほうがよかった!美しい海老蔵の光源氏が好きなのですが、二幕のお能と、青い隈取をした海老蔵の共演がすばらしく、もう一度観たいと思いました。
美しい人が、美しい人の役をやる。海老蔵の光源氏は、平安時代の夢の貴公子、そのものでした。白塗りの化粧に、伏し目がちな目元、朱赤の唇がなんとも色っぽい。どの衣装も美しく、良く似合っていて、光の君そのものです。
昼の部、「三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)出世太閤記」の三幕目、大詰めに登場したのが勸玄君の三法師。前の二幕目が長くて、ぐっ...
「女殺油地獄」は、仁左衛門が、20才の孝夫時代に演じ、その後当たり役になっていることは、歌舞伎ファンならご存ですね。そして、2009年に、さよなら歌舞伎座公演で「一世一代」を演じて、与兵衛を卒業したことも。今回は、幸四郎の襲名公演です。
戦時下という、どうしようもな苦しい時代のこの物語が、心にズシンときて、2部のショーを観た後も、気持ちの落としどころがない。「パララ、パララ、パララー、パララ、パララ、パララー」のもの悲しいメロディーが、頭の中をグルグルしています。
七月の大阪松竹座は、毎年「関西・歌舞伎を愛する会」ということで、上方歌舞伎の名家、松嶋屋が出演することに加え、最近は、同じ上方歌舞伎の坂田藤十郎の孫、中村壱太郎が良い役で出演するので、楽しみがプラスに。さらに、松本家の襲名披露もあります。
プロローグは、華やかな赤い衣装がキラキラしゴージャス。主題歌はのりが良いし、娘役が、ミニワンピースにスパッツみたいな衣装で踊るのも、かっこいい。 でも、その後の赤ずきんちゃんからの場面からは、意味のわからないコスプレがゴチャゴチャしてるだけで、全体として、美しくない。