
新橋演舞場「オセロー」感想 檀れいが美しい!イアーゴは神山智洋
檀ちゃんが「オセロー」のデスデモーナの衣装を着たチラシを見た時、「絶対に見に行こう」と思っていました。オセローの中村芝翫は、真っ黒に塗りすぎじゃない?と思いましたが、その分、檀ちゃんの美しさ、清らかさが引き立っている。檀ちゃんにはお姫様が似合う。
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檀ちゃんが「オセロー」のデスデモーナの衣装を着たチラシを見た時、「絶対に見に行こう」と思っていました。オセローの中村芝翫は、真っ黒に塗りすぎじゃない?と思いましたが、その分、檀ちゃんの美しさ、清らかさが引き立っている。檀ちゃんにはお姫様が似合う。
昨年の七月、大阪公演でこの演目を観ました。蓑助のお辰が観たかったからなのです。最高でした!!黒の絣で、ベージュの博多帯、老女形(ふけおやま)という、眉が無いあだっぽい美人顔。蓑助にしかない、肩や胸や首や目元や、手先や・・・言い出すときりのない動き。お辰って、こんな風に、色気満載のかっこいい女だよね、と思わせてくれる。
花組「ビューティフルガーデン」は宝塚で観て、華やかな衣装でその時は楽しかったのですが、観た後の高揚感が残らない。それが、なぜなのか?東京公演の初日を観劇して、わかりました。説明しないとわからないシーンが、邪魔をしているんだなと。
花組公演は、宝塚では2回観て、両方とも1階席でしたが、今日の初日は、2階後方のB席の真ん中あたり。あまり、期待していなかったのですが、意外と1階の観劇では気づかなかった見え方があり、芝居もショーも新鮮に感じました。
平成三十年九月の歌舞伎座には、夜の部最後の三幕目に、玉三郎の新作歌舞伎舞踏「幽玄」が出ます。昨年オーチャードホールで初演したものの歌舞伎座版かと。この演目は観ていなかったので、幕が開いて裃に袴姿の鼓童メンバーがズラリと並んだのを観た時は、驚きました!!
宝塚の初見の時は、胸にズーンときすぎて、そのあとの「Gato Bonito!!」は何だか上の空。ショーには轟さんは出てなくて、さっきまでの悲しい恋はどうなったの?ということで、心がついて行かなかった。それぐらい、力のある作品でした。
『研の會』は、尾上右近の自主公演で、今年で第四回です。国立小劇場で行われますが、右近は挑戦の場として、新たな役に挑んでいます。今年の四回目は、上方作品である「封印切」と「二人椀久」で、すべて立役をやります。相手役は壱太郎なので、楽しみです。
今年の納涼歌舞伎も三部制。演目と役者を見て、夏は忙しいし、二部の「弥次喜多」だけでいいかなと。でも、着物好きの歌舞伎初心者達が観てみたいということで、一部を観る事に。いわば付き合いで観たのですが、この一幕目の「花魁草」がとてもよかった!!
「ナルト」の漫画は全く知りません。が、「ワンピース」も知らないで楽しめたし、若手の巳之助と隼人のダブル主演ということで、これは観なくてはと。毎月歌舞伎を観るので、席は3階ですが、土日はチケット取れず、平日の今日の観劇、満席でした。
ゆうみちゃん(咲妃みゆ)の退団後の初ミュージカルが、浦井健治主演の「ゴースト」。Wキャストでの相手役ですが、「浦井君のリアル男子っぽくないかわいさが、ゆうみちゃんの乙女ちっくなかわいさにお似合いだな」と。いい舞台になりそうで期待が高まります。