
十月歌舞伎座感想 七之助のお嬢吉三と、夜の部揚巻 美しさの違いは
十月歌舞伎座昼の部の「三人吉三」。シ「アーターコクーンでの上演が、好評だったのを見逃しており、今回の七之助のお嬢吉三を、楽しみにしていました。3階東側の席だったので、幕見席が見えるのですが、平日なのにすでに立ち見がセンターあたりにズラリ。
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十月歌舞伎座昼の部の「三人吉三」。シ「アーターコクーンでの上演が、好評だったのを見逃しており、今回の七之助のお嬢吉三を、楽しみにしていました。3階東側の席だったので、幕見席が見えるのですが、平日なのにすでに立ち見がセンターあたりにズラリ。
松竹座十月公演の昼の部の幕開きは、右團治主演の『華果西遊記』です。 先代の 猿之助 が 若手のために作った作品ということで、 右團治は、 右近時代に何回も演じているようですが、私は初めて見ました。孫悟空の 扮装もよく似合っているし、話は面白い。
大阪松竹座「十月大歌舞伎」公演は、二代目市川齊入 、三代目市川右團次の襲名披露公演で、猿之介、海老蔵が出演という豪華版。また、目玉に、二代目市川右近ちゃんの大阪初お目見えがあり、大阪まで遠征。昼夜公演とも観てきました。まずは、夜の部についての感想です。
前髪を金髪ウェーブにし、中世ヨーロッパの藍色の衣装を着たゆりか(真風涼帆)が登場。とっても素敵です。レオナルド・ダ・ビンチという、特別な芸術家の風情も漂います。心から満足できるコスプレです。若い時代の甘い美青年感があるのも、また良いです。
ゆりか(真風涼帆)の中高で面長の顔と、すっきりした目元には、どんな格好も良く似合っており、それだけでも十分と言えます。また、今回はストーリー仕立てということで、セリフもあり、ショーの感覚的に楽しむところと、芝居的な要素があり、楽しめました。
10月歌舞伎座は、 勘三郎の七回忌追善公演 。亡くなってもう7年も経つのかと言う感慨と、でも、 あの時のショック、悲しさは、消えることないという気持ちが、同時に湧き上がります。遺影となる写真を見ると、まだ胸がうずきます。
宝塚に友人が住んでおり、みやちゃんが声が出なくなって吹替公演をしていた日にも観劇をしており、その衝撃のリアル報告を聞き、心配していたら、翌日から休演。どうなるかと思う中、28日のチケットが手に入り、村まで行ってきました。
右近ちゃんは、膝までの短パンに、黒のジャケット、水色のネクタイという、袴姿とは違う姿で登場です。あまりのかわいさに、おもいきり拍手をしました。右團次もその辺はわかっていて、「チケットがすぐに売り切れたのは、右近のおかげですね、」と。
中盤の紅薔薇宮殿の後、礼君がカッコよくタンゴを踊るシーンの次に「紅子」が登場します。私は2階だったので、1階客席に登場した時は見えませんでしたが、「客席係の紅子ですー!」というフレーズにワクワクします。紅ちゃんは、これでなくっちゃ!
「サンダーボルトファンタジー」がどういうものか全く知らなかったのですが、人形劇が元で、雑誌でその人形をチラリ見て、すごい凝った人形だなとは思っていました。でも、今日驚いたのは、紅さんたちのコスプレが、人形とそっくりだったからです!