「ゴースト」感想 浦井健治のかわいさに、ゆうみちゃんがピッタリ!

ゆうみちゃん(咲妃みゆ)の退団後の初ミュージカルが、浦井健治主演の「ゴースト」。Wキャストでの相手役ですが、「浦井君のリアル男子っぽくないかわいさが、ゆうみちゃんの乙女ちっくなかわいさにお似合いだな」と。雪組トップ時代のちぎみゆコンビ(早霧せいなと咲妃)は大好きだったので、ゆうみちゃんの舞台の仕事がいいものに決まって、よかったな~と思い、期待も高まる。

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「ゴースト」感想 浦井健治の魅力 おとぼけ感がかわいい

浦井君を知ったのは、WOWWOWの「トライベッカ」という30分番組。若手ミュージカルスターの井上芳雄、山崎育三郎、浦井健治による、本気のコント番組です。最後は歌で締めるんですけどね。生の舞台を見る前にこの番組を見て、驚きました!!二枚目とは思えない、おふざけぶりだし、それでいて途中で突然歌ったりすると、めちゃうまい。

その中で浦井君は、一番おとぼけた弟キャラで、なんだかおかしい。おばさんの役をやったり、ボケた弟分の役をやっている。歌の実力は、どうなのかな?とも思いましたが、よく見れば顔は小さくて、スタイルもいい。顔立ちも、ちょっとハーフのよう。得難いキャラだなと思うようになりました。

そうこうしているうちに、またWOWWOWで、劇団新幹線に天海祐希が客演した「薔薇とサムライ」の放送がありました。そこで、天海王女を慕う、浦井王子を見ました。おとぼけキャラで、宝塚みたいなピラピラした衣装が似合い、お姉様格の天海王女様を、精一杯慕うのが、本当に似合っている。そのまま漫画にしてもいいようで、リアル日本人俳優とは思えない。これが、この人にしかできない持ち味なのだなと。

映画「ゴースト」は人気映画だったので、見たことがあります。主演のサムは、暴漢に襲われ殺されてしまう。魂が残ってゴーストとなり、恋人のモリーを守り、自分を襲った犯人をつきとめる役。浦井君のおとぼけ感のあるかわいさは、「殺された」という状況を深刻なものにせず、モリーを守ろうと焦る時にも、犯人に復讐をするときにも、常に愛嬌があり、ぴったりでした。

「ゴースト」感想 ゆうみちゃんは、歌がうまくなった

サムは銀行員ですが、フワフワしたところがある自由人の感じ。恋人のゆうみちゃん(咲妃みゆ)は、陶芸家でしっかりしている。モノトーンのすっきりとした部屋を好み、決めたことをちゃんとしたいタイプのよう。違う性格の方が、惹かれあうということでしょうか?アメリカ人の役ですから、ジーンズにラフな格好ですが、もともとゆうみちゃんは、舞台顔だけでなく、素顔もかわいかったので、そのままでかわいらしいです。

恋人のサムとのキスシーンが何回もありますが、自然です。これも浦井君が、リアル男っぽい俳優でないせいか?二人とも、幼児性があるというか、ピュアなかわいさがあるので、そこがとてもお似合いで、小さな言い合いをしても、幸せなカップルに見えます。

また、ゆうみちゃんは、歌がとてもうまくなっていました。ヅカ時代から、「歌える娘役」ではありましたが、本当に「歌うま」という程ではない。それを強く感じたのが、退団後初の舞台、大阪梅田芸術劇場での「越路吹雪 トリビューンコンサート」でした。大人の恋の歌であるシャンソンは、ゆみちゃんの魅力に蓋をしていたし、声の出し方も違うのでしょう。

それで、今回心配だったのですが、最初に浦井君と歌う「今ここで」から、のびのびとゆうみちゃんの声が出ており、ミュージカル的に、場面が盛り上がっていました。うまくなったなと。ゆうみちゃんは普通の女の子としてかわいいし、演技力はあるし、これで歌えれば、恐いものなしです。よかったー!!

「ゴースト」感想 ハラハラ、ドキドキしながら、愛を感じる

映画のストーリーははっきり覚えていなかったので、サムが撃たれて以降は、結構ハラハラしました。途中で、友達が犯人じゃなかったっけと気づき、やっぱりそうだった時は、「嫌な予感が当たった」という程。「モリーが危ない!」と思う気持ちは、自分の声を届けることができなくて、あせるサムと同じになります。

サムの声を聴くことができる霊媒師の存在をすっかり忘れていました。これで、森公美子が出ているわけがわかりました。詐欺の霊媒師だったオダ・メイ(森)に、サムの声だけは聞こえる。これがとてもおもしろい。森の存在そのものがコメディになるし。

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オダ・メイは時々噛んでましたが、それも笑いにする力がある。サムの言葉に対する、この反応の良さがなければ、舞台のおもしろさは維持できないでしょう。森公美子、迫力だけでなく、演技もすごいです。

ゴーストであるサムが、ドアを通りぬけられるように見せたり、魂が動いたというような映像の演出があったりで、舞台でも「人間ではない」という演出ができていました。それに、舞台装置がとてもきれいでした。場面によって、アンサンブルの人達が、装置を動かしていました。

サムはゴーストになってから、モリーの周りにいて、見守っている。モリーには気づいてもらえない分、純粋な愛情にあふれ、心が動かされます。オダ・メイもサムを信じ、モリーのことを助けようという気持ちをもっている、いい奴です。

モリーは、目の前で恋人が殺されて不安定で当然だし、いつまでもクヨクヨしていてもダメと自分を叱咤激励もする。一度は騙されたと思ったオダ・メイを信じることで、また、サムに出会うことができ、愛を確認できる。

「ゴースト」感想 まとめ

最後は、サムがオダ・メイの体を借りて、モリーと抱き合う。問題を解決したサムは、時間がきたと天国の階段を登っていく。体は消えても、二人の愛が残ることを感じあって幕です。

大きな拍手に包まれて、2回目のアンコールの後に、浦井君とゆうみちゃんで一曲歌います。暖かい愛の物語として終われます

「ゴースト」は有名な映画だし、生の舞台だと幽霊的な演出ができないのではと思っていましたが、全くの杞憂でした。ゆうみちゃんが、浦井君というミュージカルのスターの相手役として、対等に存在できたことが嬉しいし、浦井君も、とてもよかった。今後、また、この二人で組んだものを観たいし、新たな人と組んだゆうみちゃんも観たいと思いました。二人ともに期待します。

出演は、元男役トップスターは、鳳蘭・安寿ミラ・真琴つばさ・姿月あさと・湖月わたる・春野寿美礼・水夏希・凰希かなめの8名。さらに、昨年7月に退団したトップ娘役咲妃みゆと、別格男役スターだった鳳翔大、2ケ月ほど前に退団した娘役の怜美うららも出演。
20分の休憩後、2幕目となり、幕があくと、薄暗いライトの中、上手に誰かが座ってる。越路吹雪の歌が少し入ったあと、岩谷時子が越路吹雪を思って書いた詩『眠られぬ夜の長恨歌』の朗読が始まります。ゆうみちゃんでした。これが、とても素晴らしかった!!

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