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新橋演舞場「オセロー」感想 檀れいが美しい!イアーゴは神山智洋

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檀ちゃんが「オセロー」のデスデモーナをやると知ったとき、観に行こうとは思っていましたが、衣装を着たチラシを見た時、「絶対に」に変わりました。オセローの中村芝翫は、真っ黒に塗りすぎているんじゃない?と思いましたが、その分、檀ちゃんの美しさ、清らかさが引き立っている。宝塚のお姫様のような衣装が、檀ちゃんには、やっぱり似合う。

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新橋演舞場「オセロー」感想 檀ちゃんの美しいことといったら!

「オセロー」は、TV録画したオペラを繰り返し見ていた時期がありました。オセローはプラシド・ドミンゴ。黒い顔が良く似合う、ホリの深いハンサムです。デスデモーナは、誰だったか忘れましたが、死を覚悟して歌う「柳の歌」が美しくて、何度も繰り返し聞きました。何の罪もないのに、愛する夫に殺されるという、これぞヒロインという役です。

いいシーンだけを覚えていたので、今回、オセローとデスデモーナの結婚のいきさつが、駆け落ちだったと知り、ちょっと驚きました。深窓の令嬢とばかり思っていたのに、好奇心と行動力のある女性だったんだなと。激怒する父親に対して、オセローへの愛を語るデスデモーナは、とても溌剌としていて、かわいい。ますます檀ちゃんに、似合っているなと思いました。

もちろん、登場した時の美しさと言ったら、物語の世界にグッと引き込んでくれるお姫様感満載です。結婚衣装なのでしょうか。クラシカルな白のドレスに、たっぷりと髪を結い、本当に美しい。

新橋演舞場「オセロー」感想 イアーゴ神山智洋が若い

暗くなった劇場に、音楽が流れ、舞台が始まります。この音楽がいい。作曲は松任谷正隆。暗い中をゴンドラが交差し、中世のヨーロッパの雰囲気が漂います。悪い奴の代表のようなイアーゴ(神山智弘 ジャニーズWEST)が登場。幕開けから、悪意の塊で、こいつのせいで、嫌なことが起こるのだ、というのが伝わってきます。

神山智弘のことは、全く知りませんでした。私は、歌舞伎&宝塚のファンだし、年代的にも無理ですし・・。イアーゴは、初めは今井翼が配役されていましたが、病気治療のため降板。そのための代役です。ジャニーズの人か、というぐらいの感じでしたが、滑舌はしっかりしているし、悪い奴感はある。結構、この人、いいんじゃない?と、まず思いました。

二幕目から、舞台の中心には、15段もある幅広い階段があり、それを登ったり降りたりする、立体的な演出でした。そして、階段を登る時の、イアーゴ神山智洋の「タタタタッ」感が凄いのです。もちろん、降りる時も。体幹が全くぶれない上、早い!!ジャニーズだから、ダンスで鍛えているから?とか、イアーゴの若さを強調する演出なのか?と思ったり。

対する芝翫のイアーゴは、まず、洋装の衣装が似合ってない、というか、私が見慣れていない。そして、なんだか階段を登る時に、前かがみになり、おじさんポイ後ろ姿になる。強い将軍なのに、それは無いんでない?ドミンゴは、もっと強そうだったよ。「終わった人」みたいです。演出なのか、ブーツで歩きにくいのか?

この芝居は、イアーゴが動かしているとも言えますが、最後まで悪さを貫き、尖ったイアーゴでした。イアーゴって、もっと年かさの役者がやるものだと思っていましたが、とにかく若かったです。悪い奴は、若い時から悪いんだなと。ライバルのキャッシオも。若い二枚目役者だったから、バランスは取れていました。

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観劇後にネットで調べると、今井翼は30代後半、神山智弘は、まだ、20代半ばなんですね。「ダンスは5歳から習っている得意ジャンル」ということが、あの体の切れ味なのかと。憎悪に突き動かされているのにも、若い責め責めのパワーがありました。最後まで、勢いがあり、よかったです。

新橋演舞場「オセロー」感想 芝翫のオセローの歌舞伎調

歌舞伎役者が、外の舞台に出る時、歌舞伎風味が芝居の味付けとなるものですが、今回の芝翫のオセローは「セリフがまるで歌舞伎」と感じる程、なんだか他の人と違いました。オセローは、ムーア人で、周りとは違うから、これも演出なのかな、とも思いましたが・・・。

また、和風な顔を真っ黒に塗って、目の下に白いライン入れているので、薄めを開けた大仏さんのようにも見えてしまう。耳のイヤリングも、アジアの僧侶のよう。ふと、裃が見えるような仕草がある。これは、私が歌舞伎を見つけているからですが。

途中、イアーゴに翻弄されている時の、オセローにとっては苦しいシーンの時に、1階席からクスクスとした笑い声が起こる。愚かな男に見えるんですかね。人の好さが出るというか。平日昼公演で、年配の主婦層が多く、大げさに嘆いているのが、「バッカじゃない?」と見えるのか?

確かに、デスデモーナを殺し、自分がイアーゴに騙されていた事を知った時の、アーッと驚く動きに、歌舞伎の大げささがあり、ちょっと私もクスッときてしまった。シェークスプア役者の吉田鋼太郎とかだったら、そんなことはなかったと思う。

でも、オセロは、単純で人がいいから、性根の悪いイアーゴにだまされた。だから、今の段階ではこれでいいのかなとも。芝居全体としては、よかったのですから。今後、大阪の松竹座にも行くので、洋風の芝居に慣れてきた芝翫が、どうなっているのかを観るのも、おもしろいかもと思いました。少なくとも、関西に住んでいるヅカ&歌舞伎ファンにはすすめてみよう。

新橋演舞場「オセロー」感想 2階、3階席がお得

舞台が階段を使う演出なのもありますが、最後にデスデモーナが死んで横たわっているのが、上の席の方が、よく見えるからです。シンプルな衣装の檀ちゃんが、目を伏せ、片手を胸にあて、横たわっている清らかな表情が良く見える。私は3階席だったので、イアーゴの罪があばかれる芝居全体を見ながら、何度もオペラで檀ちゃんを見ました。まぶた一つピクリともせず、長時間横たわっています。何度観ても美しく、脳内が洗われました。1階席だと、ベットの上なので、この美しい構図は見えません。これからチケットを取る方で、美しを満喫したい方には、2階、3階席をおすすめします。

歌舞伎役者と宝塚OGが主演ということだけでも、私にとっては楽しみな公演でしたが、演出も音楽もよく、そして、ジャニーズの神山智洋の若いイアーゴという新鮮な配役があって、思った以上に楽しめた公演でした。何よりも、檀ちゃんが、シェークスピアで、檀ちゃんだからこその役をやれたことが嬉しいです。これからも、舞台へチャレンジしてくださいね。成長を楽しみにしています。

ダンちゃん(檀れい)が、明治座で、有吉佐和子原作の『仮縫』を高橋惠子共演で主演をする。題名からも、ファッション界の話だと思い至る。この2人なら、華やかな舞台になることは間違いない。思った以上に、高橋惠子は美しく、壇れいは、20代を自然に演じられる驚きの可愛さ。この二人を観ただけで、ワクワク感があがります。
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