宙組「白鷺の城」感想 真風に和物似合う、変化があり楽しめる

初日あけての3日目、3時公演を観劇。eプラスの貸切公演をギリギリで取ったので、席は2階最後列でした。オペラがないと、スターの顔は見えませんが、大人数の宝塚の舞台の美しさはよくわかります。今回も、日本物のチョンパや殺陣、総踊りはとてもきれいでした。

宙組「白鷺の城」感想 真風の和物コスプレどれもいい

ゆりか(真風涼帆)の中高で面長の顔と、すっきりした目元には、和物は似合うであろうことは、だれしも思うことでしょうが、どんな格好も良く似合っており、それだけでも十分と言えます。また、今回はストーリー仕立てということで、セリフもあり、ショーの感覚的に楽しむところと、芝居的な要素があり、楽しめました。

星風まどかは、最初の巫女のような扮装では、真っ白な化粧に金の烏帽子をかぶり、顔がまん丸に見えて、微妙でしたが、その後の歌舞伎のお姫様のような姿では、幅広で高さのある銀色のキラキラした大きなかんざしがとても似合い、赤い着物もかわいくて、グッとよくなりました。その後の衣装は、どれも良く似合っていました。

妖狐の物語なので、娘役たちが、巫女の恰好に狐耳をつけて狐になっています。それがかなりかわいい。この狐耳、キャトルで売ったら売れるかも、と思ったりして。

初日を観た友人が、松本先生がやはり、以前程の力量がなくなっていると言っており、心配していましたが、柔らかくかわいらしい雰囲気はあり、また、踊りの型はピタッと決まっていました。後半の黒髪をたらして、赤い髪飾りをつけている姿もかわいかった。ただ、録音のセリフがあり、それは、年齢を感じさせるもので、ちょっとシラケる。きれいな声の娘役で吹き替えてもよかってのでは、と思いました。

宙組「白鷺の城」感想 平安時代→古代中国→戦国時代→江戸初期

幕開きは、下手側のセリからすっしーさんは(寿つかさ)、上手側からずんちゃん(桜木みなと)が登場。いつものチョンパではないし、ずんちゃんが押されているのにちょっと驚き。。センター舞台にゆりかが登場。繰り返し見る夢の話をして、チョンパになり、センター舞台は明るくなります。平安時代ということで、舞台はとても優雅で美しい。娘役の黒く長い黒髪が印象的です。宝塚の和物のショーっていいなと思う瞬間です。

赤い鳥居が3つ出て、信太の森の物語になります。松本先生と愛ちゃんが恋をし、安倍晴明この先祖となる子供が生まれる物語です。真ん中に映像があったのですが、上半分は見えなかった。でも、夜の森のシーンとした神秘的な感じがあり、また、かわいい娘役狐たちもおり、日本昔噺の神秘的な雰囲気がありました。

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そして、中国に飛びます。なぜ、中国なのかは観ている時はわかりませんでした。ゆりかは、吉備真備という、昔、歴史の時間に習ったけど、何をした人か忘れている人になっているし。理屈はわからなかったけれども、美しいシーンでした。

そして戦国時代。ここで、キキちゃんが武将の恰好で登場です。かっこよく二人は、大勢の敵と戦います。こんな大勢に囲まれたらムリでしょ、というレベルでしたが、ここは、華やかな殺陣として楽しみます。二人とも、戦う姿が様になっています。

白鷺城に戻って、ずんちゃんのムサシが、無謀にも天守閣に斬り込む。ゆりかの陰陽師の術で助けられたのに、玉藻前を切りつける。ゆりかも玉藻前と共に死ぬことを選ぶ。この時は、ムサシはお邪魔なヤツで、何でこの設定が必要なのかと思ったのですが、宮本武蔵が姫路城で妖怪退治をすというる話があるのですね。後から知って、なるほどな、と思いました。

最後は、狐のお面をつけた何だか楽しいお祭りになります。ゆりかの青天もとても素敵です。松本先生も芸妓で登場、ゆりかの陰陽師と、まどかの玉藻前とを結びつけます。

一応パンフレットにザッと目を通してから観たので、ゆりかとまどかが、時代を超えて変化しまがら、惹かれあっていく物語だというのはわかりました。ですが、それぞれのシーンの意味は、後から知りました。それでも十分楽しめました。もう終わっちゃったのか、という感じで途中でダレることはありませんでした。もともと、歌舞伎や着物は好きなので、和物ショーが好きというのもありますが、真風がほとんど出ずっぱりで、いろんな和物コスプレ(によるお色気)を見せてくれているのも大きい。

できれば、観劇前に白鷺城と妖狐のこととか、玉藻前(今回、初めて知りました)、陰陽師などについて知っていたほうが、もっと楽しめるでしょう。「宙組で和物?」という不安を払拭してくれた作品となりました。

前髪を金髪ウェーブにし、中世ヨーロッパの藍色の衣装を着たゆりか(真風涼帆)が登場。とっても素敵です。レオナルド・ダ・ビンチという、特別な芸術家の風情も漂います。心から満足できるコスプレです。若い時代の甘い美青年感があるのも、また良いです。
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