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がっちりマンデー(12/23)は、狭い業界のトップニュースの後半戦。
番組予告で、「国防業界で発見!火山の噴石にも耐えられる最強のドーム!その強さのヒミツは?」とあり、また、自衛隊の隊員向けの朝雲新聞の編集者がゲストになっていて、いったいなんだろう?防災意識の向上のためか?などと思っていました。
がっちりマンデー TOKOドーム
番組は秋田県大館市に向かいます。そこに、丸い屋根の不思議なドーム型の建物がアチコチに。これが、自衛隊も注目している、噴石落下にも耐える最強ドーム。これは秋田の会社東光鉄鋼が、特許を持つ独自の技術で開発したTOKOドーム。
社長が登場し、説明します。秋田訛りがあって、そこがなんともかわいらしい社長です。自分達の技術へのこだわりも感じ、とてもチャーミングです。
このドームは、鉄板の厚さも3ミリ程度とペラペラなのに、噴石が落ちてきても壊れない。なぜなら、120トンの重さに耐えることができるからです。実際、時速300キロの岩石をぶつけても破れないことが、実験で証明されています。
その丈夫さが支持され、積雪地帯の倉庫や車庫として、総売り上げ75億円の大ヒットドームなのです。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFB2802O_W3A300C1L01000/
さらに、登山者を守るシェルターとしても、活用されています。
【鉄鋼・非鉄金属ニュース】
東光鉄工、防災シェルター開発https://t.co/44lGgkJYgU— 日刊産業新聞 (@sangyo_web) December 26, 2017
TOKOドームは噴石も平気な理由
3ミリ程度の鉄なのに、何でそんなに強いのか?
それは、アーチ状にするからなのです。アーチ状になると、上から力がかかっても、力が分散されて、直線型とは比較にならない強さが生まれるのです。「そうなのかー!」と感心します。
鉄をアーチ型に曲げるには、普通熱を使いますが、東光鉄工では、熱を使わない独自の技術を用いているというのです。興味がさらに深まります。
東光鉄工は、世界にただ一つの「プランクベンダー」という鉄板を曲げる機械を持っています。この技術は、世界でも特許を取っているのです。
プランクベンダーの中にはローラーがついていて、この機械を通すと、鉄板が曲がります。これは、「冷感曲げ」といいう手法で、熱を使わず、常温で曲げることで、鉄の強度が増すのです。
この技術では、長さは50㎝単位で曲げられるのもメリットです。幅50センチ、長さ3メートルでドームを作り組み合わせると、どんな大きさのドームも短期間でもできるし、軽いので、持ち運びも可能になります。
TOKOドームは南極にも
軽くて丈夫ということで、南極基地にも使われいるのです。
観測棟完成目指し3度目の南極へ 東光鉄工・佐藤さん https://t.co/wFob7R3oJk #akita pic.twitter.com/UHS7IPYqaZ
— 秋田魁新報社 (@sakigake) November 26, 2017
TOKOドーム まとめ
このTOKOドームは、柱がないなどで、建築法からはずれていました。それを、1億円かけて実験して、強度を証明したのです。こんなこだわりの技術が、地方にもあるというのが、日本の強さなのだと思いました。簡単な形なのに、強くて人の命を守ることができる、こんな情報を教えてくれる「がっちりマンデー」って、いい番組だと思いました。
http://www.toko-akita.co.jp/tekko.html