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がっちりマンデー(12/23)は、狭い業界のトップニュースの後半戦。
外食産業の専門誌月間食堂の通山茂之編集長が、今、外食業界でトレンドになっている業態「スタンド酒場」を紹介します。これは「大衆酒場」と「立ち飲み」の中間ぐらのお店。「パッと行って、パッと帰るというようなスピーディな居酒屋」ということで、「エグいぐらい儲かっているとのこと。」
スタンド酒場「そのだ」は、儲かっています!
「スタンド酒場」が急上昇中の中で、大阪の谷町六丁目にある人気大衆食堂「そのだ」が紹介されます。パッと見は庶民的な外観ですが、外には、長蛇の列。
中は、白いタイルのコの字型のカウンターがあり、明るい雰囲気です。お客さんも若い女性や、家族連れと様々。
メニューは白い縦長の紙に赤枠のついたよくあるもの、それに、黒マジックで、上手とは言えない字で、手描きしています。まさに、大衆店です。
だけど、「そのだ」は、儲かっているのです。250円~500円ぐらいのメニューで、月商1千万円、年商1億円の売上を上げているのですから。
儲けの仕掛けは 普通そうで普通でないメニュー
「そのだ」には、なんだろうと思わせるメニューや、ありそうでなかったおいしそうな組み合わせのメニューが用意されています。
・「パクチーヨダレやっこ」
豆腐に、蒸し鶏とパクチーをふんだんにのせている。・「メキシコキュウリ」
キュウリをタバスコで漬けている・「チャーシューエッグ」
ハムエッグのハムの代わりに、チャーシューがたっぷり。
庶民的で親しみやすいけれども、他では見たことのない絶妙なラインのメニューを揃えています。
社長によると、「前例はあると、他と比べられるから」「初めてのメニューなら1番になれる」
簡単にいうけれど、これは、かなりセンスがないとできないことです。盛り付けのセンスもとても良く、どれもおいしそう!
儲けの仕掛けは メニューの見せ方にも
「そのだ」ではお客さんの心理を考えて、メニューの見せ方も、細かいところまで考えられています。
一見乱雑に貼られているメニューですが、刺激的的なメニューを定番の間にはさむことで、
同居させると、相性がいい。
例えば、「冷ややっこ」と「だしどうふ」(各250円)の間に、「パクチーヨダレやっこ」(500円)をはさんでいます。こうすることで、刺激的なメニュー「パクチーヨダレやっこ」の方を頼みたくなるそうです。
また、女性に人気の飲み物に、梅と紫蘇の焼酎をフローズンにした、「バイス」(350円)があり、メニューの横には、「3杯まで」と書いてあります。そうすると、人の心理として、付加価値が高そうと思い、「3杯まで頼みたくなる」と社長。実際に、「バイス」はお酒の売上のNo1になっているというのです。すごいですね。
儲けの仕掛けは、のれんの吊り方にもあり
「そのだ」ののれんは、「そ」「の」「だ」という文字を、白い生地に黒字の明朝体で大きく書いて、3枚並べて吊っています。今は、のれんの間隔は20㎝。これは、人の顔がすっぽりはいる幅で、ちょっとのぞいて、中が見える幅です。
お客さんも、「ちょっとのぞいて、楽しそうだから、早くはいりたくなる。」「どんな店かわかるから、入ってみたくなる」と。
社長はmのチラリズム感を出すために、何度ものれんと窓を変えました。
オープン時は、のれんも小さく、入り口もすりガラスで、何もみえなくしていました。
1年前に、窓を透明にしたけれども、中が見えすぎて、ワクワクしないということに。
そこで、のれんを今の大きさ、置き方にし、中を覗き込むと見えるようにしたました。
この方法で、月商が300万円があがったというのですから、すごいです。社長は37才ということですが、やり手ですね。商売には、こだわりの工夫が必要だということがわかりました。
でも、のれんだけ変えても、ここまではいきません。まずは、おいしい、そして居心地がいいということだと思います。今度大阪にいったら、是非、寄ってみたい店です。