がっちりマンデー「儲かる元素」コバルト、ベリリウム、亜鉛、銀

4月28日のがっちりマンデーのテーマは、「身の回りには儲かる元素がたくさんあった!」です。
元素とは、化学の時間に習った元素記号の周期表にのっているものです。1行目の左端に水素があり、右側はヘリウム。その次の2段目には、窒素や酸素などの身近なものがありました。2週目までは、暗記しましたよね?

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原子番号47の「銀」でできるスゴい鏡面仕上げ

「銀」は、アクセサリーや銀メダル、銀食器など、身近な元素ですよね。

岡山県の津山市にある(株)フェクトは、銀をナノ化して液体にすることで、吹きつけるだけで鏡ができる技術「GLANZCOATシステム」を開発しました。

番組VTRでは、黒いプラスチック板に、この銀の液を吹き付け、乾いたらきれいな鏡になっていく過程を見せていました。驚きのピカピカ鏡ができました。

鏡を作ることが目的で開発した技術ではありません。鏡ができるということは、きれいな反射をする鏡面仕上げができるということです。

銀は、すべての元素の中で、この「鏡面性」が一番高く、2番目の金の2倍近くあります。だから、金メッキよりも、銀メッキの方が、反射が美しいのです。

この技術のさらにすごいところは、表面がデコボコで表面加工の難しかったものや、ゴムのように曲がるものにも、塗装が可能なのです。

もともと(株)フェクトは、塗料メーカーの研究開発者が定年を機に仲間を集め、「世の中にないものを創ろう!」をコンセプトに設立した会社です。こういう研究者魂って、いいですね。だから、平均年齢高めで、従業員も20名ほどのようです。
結果、この世界初の技術は、中国地域ビジネス大賞を受賞し、H26年9月に特許を取得しています。

現在、家電メーカーや自動車メーカー等で、世界中で使われ始め、年間売上が、5億4千万円になっています。地方発の技術が、大きく成長する可能性を感じる会社です。

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO80421400S4A201C1LC0000/

原子番号30「亜鉛」に、健康食品業界が注目

最近、体にいいということで、サプリメントや食品に亜鉛入りが大人気になっています。亜鉛は、体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要があります。

亜鉛は、簡単にいうと、体内で細胞を作りだすのに必要な元素です。だから成長期の子供が亜鉛不足になると、成長が遅くなったりします。大人でわかりやすいのは、亜鉛が不足すると肌荒れを起こしたり、髪がのびにくくなったります。また、最近の少子化には、男性の精子の数が減っているということがありますが、これも、亜鉛が欠乏すると起こる症状の一つです。

ファンケルの健康食品

この亜鉛の健康食品を20年前から発売しているのが、ファンケルです。

亜鉛は一定の時間がたつと体外に排出されてしまうので、ファンケルでは、亜鉛を酵母に配合。体内でゆっくり吸収できるようにし、1日4粒飲むのを2粒で効果が維持できるようにしました。

このリニューアルを昨年行ったのですが、なんと売上が170%アップに!!量が減ったのに、売上が上がるということは、飲んだ人の実感があるのか、亜鉛ブームのせいなのか?試しに飲んでみたくなりますね。

海藻ツノマタ(角又)の亜鉛

千葉県銚子地区では、ツノマタという海藻がよく取れて、それを食べる文化があります。

このツノマタには、強いニオイがあり、食用としては、なかなか全国には広がりませんでした。

このツノマタには、亜鉛の量が他の海藻の2倍近く配合されていることに着目し、発酵液にしたのが、鈴木海苔(株) です。

日本経済新聞 電子版 2017/3/9 より

鈴木海苔、海藻「ツノマタ」を活用した食品・化粧品向け原料開発

のり製造販売の鈴木海苔(千葉県銚子市)は東京海洋大学などと共同で、銚子沖などで採れる海藻「ツノマタ」を乳酸菌で発酵させた食品・化粧品向けの原料を開発した。亜鉛などを多く含むことから自社で機能性食品を開発するほか、化粧品、食品メーカーにも売り込む。

たっぷりの亜鉛はそのままに、乳酸菌やアミノ酸まで入った優れもの。さらに、発酵させたことでニオイがほとんどなくなり、味もゼロ。ということは、何でも好みの味付けができる健康エキスになりました。現在、大手食品メーカーから問い合わせが殺到中ということです。

原子番号4の「ベリリウム」の活躍

周期表の2周目の一番最初はリチウム(Li)、その次の原子番号4はベリリウム(Be)でした。近くに、炭素とか酸素などの、生活感のある元素があるので、ベリリウムなんて、「なんなのか?」すらも考えたことはありませんでした。

このベリリウムは金属で、なんと1キロ70~80万円もします!!ちなみに、鉄は27円/キロということですから、鉄の3万倍もの値段になるのです。こんな価値のあるものとは!!

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日本ガイシ

日本ガイシは、ベリリウムの取り扱い日本一の会社です。

HPより

銅に数パーセントのベリリウムを添加して作るベリリウム銅合金は、銅の良い性質を生かしながら、特殊鋼に匹敵する高い強度と優れたバネ性を兼ね備えており、数ある銅合金の中で最も優れた材料といえます。

現代では、自動車や携帯電話、パソコン、通信機器などの導電バネ材料として広く使われており、高い信頼性や小型化に貢献しています。

ベリリウムの「鉄のように硬くて強い」「銅のように、しなやかでさびにくい」という2つの性質を生かして、海底でインターネットを支える海底ケーブルに欠かせない材料となっています。海底8千メートルの水圧に耐える強さと、海水でも長期間さびにくいという性質だから、可能になっているのです。

また、ベリリウム銅は、高級な打楽器、特に タンバリンやトライアングルにも、用いられることがあります。「きれいな音と強い共鳴があるので、他の多くの金属と違い、共鳴が続く限り、音程や音色が変わらない」とのこと。どんなのか響きなんでしょう?聞いてみたいですね。

山一電機

ベリリウム銅を使って、半導体を検査するソケットを作っています。半導体を四方からカチッと止めている部分に使われています。

①半導体を止める時のしなやかなバネ性

②高温の中でも耐えられる強さ

③しっかり電気が流れる伝導性

この3つの性質を兼ね備えているのが、ベリリウム銅なのです。

このソケットの売上が、年間260億円にもなるのです!!

ベリリウムって、今の時代に欠かせないものなのですね!!化学の授業にも、このことを伝えれば、きっと興味を持つ子供達も増えるでしょうね。

原子番号27「コバルト」が美容室に欠かせないのは?

住友金属鉱山

ここは、創業が1590年の安土桃山時代だという、驚きの老舗です。世界中で金、銅、ニッケルなどを採掘・精錬し、そして、コバルト金属では、世界最大級の生産者でもあります。

コバルトの値段は、1キロ4千円と、今回の特集では、普通かなと。コバルトブルーということばがありますが、コバルトそのものは、青くありません。酸素とアルミニウムと化合すると、青くなるそうです。

コバルトの特徴は、合金に詩ようすることで熱に強く錆びないのです。だから、ジェットエンジン等には欠かせない儲かる元素なのです。さらに、身近なものにも使われています。

菊井鋏製作所

和歌山県の菊井鋏製作所は、美容師用の鋏を作っており、全国からの注文が途絶えません。それは、材質に「さびない性質を持つコバルト基合金」を世界で初めて使い、パーマ液などに触れても劣化しないという特性があるからです。

コバルトは、錆びないのですが、作るのには難しさがあります。それは、金属としては、「柔らかい」という特徴があり、仕上げは職人技で丁寧に取り組むしかないのです。ちょっと強くたたくとポキンと折れてしまうのです。

だからこの鋏は1本7万円で、年間5千本も売れてます。初めて取り組み、職人の技術を育てている会社の強みですね。

目薬にも

コバルトは、さらにB12を作るのにもつかわれおり、目薬にも入っているそうです。不思議な感覚ですね!奥が深い。

VTR出演者

(株)フェクト 安田海人社長

(株)ファンケル総合研究所 寺本祐之所長
鈴木海苔(株) 鈴木清一会長

日本ガイシ(株)金属事業部長 加藤明さん
山一電機(株) 松岡則行さん
住友金属鉱山(株) 帆谷和彦さん

(有)菊井鋏製作所 菊井健一社長

がっちりマンデー見逃した方は

がっちりマンデーは、新たな発見があり、見逃せない番組です。もし、見逃した方は、民放公式TVポータルサイトティーバーの無料配信でみることができます。

https://tver.jp/

これは最新回のみなので、1週間以降は、「パラビ」の動画配信サービスで見る事ができます。

https://www.paravi.jp/

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