夏の甲子園の熱中症のリスク エアコンや扇風機で大丈夫?根本的には?

最高気温が30度以上の日を真夏日で、35度以上の日が猛暑日。気温は上昇を続けており、夏の天気予報では、熱中症への注意を呼びかけることも度々です。そんな中、国民的夏の行事とも言える「夏の甲子園」が開催されます。

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夏の甲子園 熱中症のリスク

2015年の夏の甲子園大会では、第1試合で、津商のエースが7回裏で熱中症で両手足がつり、降板、さらに、第2試合では創成館の二塁手が同じく両足のけいれんにより交代しました。

熱中症には水分補給が大切、というのは知っていても、激しいスポーツの後に起こるこの「熱けいれん」は、その水分補給によっておこるのです。大量の汗をかいた後は、塩分も失われます。だから、塩分を補給せずに水分のみを過剰に補給すると、痙攣を引き起こすのです。

昨年の第100回の夏の高校野球大会では、連日の猛暑で、観客や関係者だけで、300人近くが救護室で手当を受けました。また、選手も地方大会では、熱中症でけいれんを起こしたりしています。

選手たちは若いのと、日ごろの鍛錬もあって、今のところ大きな事故は起きていませんが、猛暑日ともなれば、グランド温度は50度以上にはなっているのですから、大きな危険と背中合わせで戦っているのです。

阪神甲子園球場が、新たにエアコンや扇風機を設置

朝日新聞デジタル2019年4月17日より

(大会に協力する)阪神甲子園球場は、プロ野球のシーズンオフ期間中に約7千万円をかけて改修

アルプス席や外野席の通路にエアコンを計28台、入場門に扇風機を計12台それぞれ増設した。

アルプススタンドでは床の一部に遮熱塗装を施した。

大会期間中は甲子園球場と、高校野球主催者が協力して

次の試合へ向けて待機する応援団のため、一、三塁側両アルプス席への入場門前に大型テント各5張りや扇風機を設ける。

また、阪神甲子園駅前広場にミスト扇風機を設置する。費用は大会費から約600万円を充てる。

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https://www.asahi.com/articles/ASM4H4G9MM4HPTQP004.html

もちろん、何もしないよりは、良いことです。特に甲子園球場は、高校野球の主催者ではないのですから。

でも、気候変動が激しい今の時代に、これで続けていけるのでしょうか?観客には、子供や中・高年もいます。つい、応援に熱が入っているうちに、危険な状況になるリスクは、日ごろから鍛えている選手よりも高い。

根本的なリスク回避方法は

日本体育協会の「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(2013)」によれば、気温35度以上の場合、運動は原則中止、31度~35度では熱中症の危険が高いため「厳重注意」で、激しい運動は中止との指針が立てられています。

ということですから、最近の夏の高校野球は、明らかに危険な状況にあるのです。

今後も、伝統の高校野球を続けていくためには、根本的な変更も考えないといけない時期にきているのではないでしょうか?

新たな「夏の甲子園の在り方」

①時間帯の変更

日中をさけ、早朝と夕方以降に試合を組む。しかし、1日4試合できなくなり、日程が延びることになる。

②時期の変更(夏から秋に変更)

秋の時期は高校総体(インターハイ)と重なるし、また大学受験を希望する3年生にとっては受験勉強の時期と重なる。

③場所の変更(屋外から屋内のドーム球場に変更)

関西でやるならば、京セラドームがある。ただ、東京スポーツが高校野球の出場選手に対して調査を行ったところ、50人中47人が「甲子園でやるべき」と回答したということなので、これでは、球児達にプラスにならないか?

高校野球といえば甲子園というのが、当たり前になっていますが、ドームでやることができれば、熱中症の問題は、解決できます。気候が変わっているのだから、常識を変える必要があるのではないでしょうか?

高校サッカー選手権も、東京五輪準備のため、国立競技場から埼玉スタジアムに変更になりました。もちろん、選手の中には、国立競技場でやりたかったという心残りがある人もいるでしょうが、全国大会で試合ができるということのほうが需要ですよね。

万が一、夏の甲子園で、熱中症によって人が亡くなるようなことにでもなれば、大会そのものができなくなるかもしれません。

まとめ

今後、涼しくなる夏は、考えられません。猛暑日は試合を中止することも必要になるかもしれません。昨年の豪雨では、JRが止まってしまうこともありましたから。

だから、本当に今、小手先のことではなくて、どういうあり方がいいのか、主催者には、真剣に考えていただきたいです。

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