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初めて近しい身内が亡くなり、涙したのが高校生の時。父方の祖母で、70代前半でした。昔の主婦は健康診断などしないから、体調が悪いと気がついて病院で検査した時には、すでに手遅れ。その事を知った朝の家族の雰囲気は、今でも覚えています。
喪中はがきのマナー 出す範囲はどこまで?
身内が亡くなった時には、多くの人は年賀状の代わりに、喪中はがきを送ります。喪中はがきの役割は、「故人を亡くした悲しみにあるため、新年を祝う気持ちになれず年始の挨拶も失礼します」という、年賀を欠礼状するお詫びと、挨拶を伝えるものです。
喪中はがきの範囲は、基本的に、「二親等以内」の方が亡くなった時に出すとされています。
親等(しんとう)の数え方
結婚されている場合、配偶者は自分と同等になります。0親等のようなものです。
1親等
〇両親と、子供
〇配偶者の両親(義父、義母)
〇子供の配偶者
2親等
〇兄弟姉妹とその配偶者
〇本人と配偶者の祖父母
〇孫と孫の配偶者
2親等は、親しさや状況によって柔軟に対応
1親等以上の方が亡くなった場合、喪中はがきを出すのが普通ですが、微妙なのは、2親等にあたる祖父母です。昔と違って、同居している家庭も少ないし、家族としての親近感は、各家庭によって違います。また、高齢化社会になり、亡くなる年代によっても、受け止め方は変わってきます。
社会人になっての30代前半までに、父方の祖父母と母方の祖父が亡くなり、当然のように、喪中はがきを出しました。でも、昨年、母方の祖母が104歳で亡くなった時は、ちょっと違った感じでした。
両親からは、外孫でもある私たち姉妹は、喪中にしなくてもいいよと言われ、この年(50代)になって「おばあちゃんが亡くなった」と友人・知人にお知らせするのも、なんだかかえって驚かせるようだなと。また、祖母はやつれることもない美しい死に顔で、人生を全うした大往生だったという感慨があり、悲しいよりも、思い出が残っているという、暖かい気持ちでした。だから、喪中はがきでなくてもいいのかなと。
喪中はがきは、11月半ばから、12月上旬までに出す必要があります。
でも、期限が近づいてきてみると、やっぱり年賀状で「あけましておめでとうございます」というのは、自分の気持ちにそぐわないなと思えてきました。そこで、やはり、友人・知人には、喪中のはがきを出すことにしました。
このように、祖父母に関しては、喪中はがきを出すか出さないかは、個々の家族によって違っても良いのです。
喪中はがきのマナー 期限に間に合わなかった時は、寒中見舞いを活用
私の場合、祖母が亡くなったのが2月であり、じんわりと考える時間もありました。でも、11月になってから亡くなっていたら?その時は年賀状を出すつもりでいても、やっぱりやめようとなったかもしれない。
また、12月になってから、身内がなくなる場合もあります。お葬式などの落ち着かない時に、あわてて喪中はがきを送るの大変です。また、12月15日を過ぎていれば、すでに年賀状を出してしまっている場合もあります。
こういった時のフォローに活用できるのが、寒中見舞いです。
寒中見舞いとは
寒中見舞いは、松の内(1月7日)が明けてから、大寒の最後の日である節分(2月3日)までに送るのが普通です。寒中見舞いの目的は「厳しい寒さの中で体調を崩したりしていないか?」と相手の安否を気遣う季節の挨拶状ですが、年賀状も喪中はがきも送れなかった時に活用することができます。
年末に身内が亡くなった場合
年賀状を出すような対象者であれば、お葬式やお通夜に来られていたり、お知らすることになるでしょう。急な不幸のすぐあとに、喪中ハガキを投函するのは大変なことだということは、多くの方が理解されます。ですから、喪中はがきをあわてて出すことなく、寒中見舞いで対応するという方法があります。
年賀状を投函後に、身内に不幸が起きた場合
郵便局に問い合わせれば、取り戻すこともできます。でも、それは費用も手間もかかりますので、その時も、寒中見舞いを出すことで対応することができます。
なお、寒中見舞いには、年賀状は使わないで、官製はがきにしてくださいね。