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京都に来ると必ず訪れるのが、中心街の四条河原町。京都駅からなら、地下鉄烏丸線に乗り、2駅の四条駅で降り、3分程歩いたところにある阪急の四条烏丸駅で乗り換え、1駅で河原町駅に着きます。ここには、京都の南北に流れる鴨川があり、そこににかかる四条大橋に立つと、川風や川のせせらぎを感じながら、川沿いの町屋を眺めることができます。
四条河原町駅から徒歩の桜の名所 鴨川に沿う花の回廊
四条大橋の河川敷では、人々が自由に楽しんでいます。そして、鴨川の左岸には「ソメイヨシノ」や「枝垂れ桜」やなどの「花の回廊」と呼ばれる桜並木が続きます。これは、京都駅に近い七条通から三条通りまで続いています。
四条大橋のあたりは、「ソメイヨシノ」が多く、薄いピンク色が続いています。対岸の先斗町のお店からは、食事を楽しみながらゆったりと桜を眺めることもできます。
三条大橋の方に近づくと、枝垂れ桜がまとまっている所もあり、濃いピンク色になります。
どちらも素敵です。天気が良ければ、河川敷を歩くと、鴨川の清流を感じながらのお花見ができます。いろいろな鳥もやってきて、街中なのに、憩いの場となっています。1キロほどですので、心地よい散歩になります。
見ごろは3月下旬~。
鴨川の清流と周囲の山々とが織り成す景色は、まさに、京都だからのもの。市街地を流れる川でありながら、様々な動植物も目にすることができる、鴨川の魅力、桜の元で味わってください。
四条河原町駅から徒歩の桜の名所 三条のスタバから高瀬川へ
三条大橋を西側に渡ると、スターバックスコーヒーの三条大橋店があります。ちょっと時間があれば、必ず寄りたいのがこのスタバです。とても景色がよく、癒されるのです。この時期は混んでいるかもしれませんが、地下もあって意外に広いので、覗いてみてください。
スタバから、さらに100メートル西に行くと、木屋町通りがあります。ここを四条の方に戻ると、細くて浅い高瀬川が流れていますす。ここも、桜並木が美しい、お花見の名所です。
高瀬川には対岸に渡る小さな橋がたくさんかかっているのですが、三条通りに近い三条小橋のところに、有名な建築家、安藤忠雄氏の立てた「TIME’S」というビルがあります。安藤氏の特徴を表す、メジのないコンクリートブロックとコンクリート打ちっ放しになっています。
「TIME’S」は、テラスと川の間に手すりがなく、高瀬川の水に近くて、川の流れを楽しめるところが素敵なのですが、このためには、役所の許可をとるのが大変だったようです。
上の写真を見てわかるように、川に面しているところに手すりがなく、危ないから手すりをつけなさいと役所は言います。
それに対して安藤忠雄の反論は、
・高瀬川は人工の運河(水路)だから、水深は15cm程。雨が降っても増水することもない。
・浅いので、落ちてもケガするとは思えない(濡れるだけ)。
・それよりも、水に手の届く“水辺の感覚”を優先したい。
「危険性は低い」という設計であることが、明確に示されたということで、許可が取れたということです。これは安藤氏の名声と、景観を大切に考える京都だからできたことでしょうね。だから、ここ以外に高瀬川沿いにこんなに水に近い建物はありません。
四条河原町駅から徒歩の桜の名所 祇園白川へ ライトアップも
河原町駅に戻って、東に行くと、華やかな「祇園」になります。
江戸時代から発展してきた祇園の町。その中でも特に、白川の流れる巽橋を中心とした「祇園白川」には、伝統的建造物群保存地区に指定されているところもあるほどで、春になると、白川沿いに植えられた桜並木と、町屋の風情がなんとも言えず美しい。
巽橋の目の前では、整然と石畳が敷かれ、同じ高さに揃った町家の風景が印象的です。「巽橋」から西側の白川沿いは、見事な桜並木になています。
桜の木はソメイヨシノが37本、枝垂れ桜が7本、他4本ということで、それほど多いわけではありませんが、ゆったりとした速さで流れる白川に川沿いの町屋の家、整った石畳、そこに満開の桜並木が加わると、だれもが思わず立ち止まって見とれてしまいます。見頃は、3月下旬から4月上旬になります。
あまりの人気で、1990年から続いていた「祇園白川さくらライトアップ」が、2017年には中止となりました。特に近年は外国人観光客の増加が著しく、写真をとったりで混雑する巽橋の上で川への落下の恐れがあったり、近くの縄手通を横断歩道なしで横切るなど、危険な行為も数多く見受けられ、予期せぬ事故の恐れがあるとと判断したためということです。
毎年3月末~4月初旬にかけての10日間、昼間も含めて約30万人の花見客が訪れる名所になっていたのです。
今年は、準備が整ったのか、実施されるようです。祇園は本来夜の街。ライトアップした美しさを封印するのはもったいないですから。河原町から近い便利な場所なので、昼も夜も行ってみたい花見の名所です。