宝塚大劇場「ポーの一族」観劇 みりおエドガー以外もはまり役で素敵

お正月の初日から4公演後、1日休演あってからの5日に宝塚大劇場にて観劇しました。劇場に着くと、当日の立ち見席まですべて売り切れ!小池先生が宝塚入団の時から上演したかった作品であり、ポスターのみりお(明日海りお)はエドガーそのもの!!記者発表の時に聞いた主題歌の「ポーオーの、いーちーぞーくーーーー♪」のメロディと、手首の不思議な振りも頭から離れない。ついに観られるとドキドキしながら開演を待ちます。

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「ポーの一族」観劇  みりおエドガーの魅力を引き立てる華優希のメリーベル

みりおエドガーが、とにかく美しく妖しく、ついついオペラが上がってしまう。透き通るような青い瞳はまさにエドガーだし、華奢な体に襟にリボンを結んだ少年の衣装がよく似合う。綺麗な手先が妖しさを醸し出す。

同世代の友人に「トップの人がメリーベルじゃないんだね。」と言われて「そういえば、妹がいたような気がする」という程度の記憶しかなかったのですが、華優希のメリーベルは少女らしく、金髪の巻き毛とピンクのふりふりしたドレスがよく似合い、なんてかわいらしいんだろうと。小柄でふんわりした感じがよく、エドガーでなくても、守ってあげたくなる風情です。子供の時に親に捨てられ、エドガーだけを信じているのがにじみ出ている。エドガーに肩を抱かれていたり、抱き合っていたりで、二人の醸し出す空気は溶け合い、透明で美しい。また、メリーベルを必死で守ろうとする少年エドガーのつっぱりが、なんとも痛々しく、切なく、愛しさが増します。

「ポーの一族」観劇  みりおエドガーの保護者シーラと男爵

シーラも男爵も全く記憶になかったけれども、仙名彩世のシーラは凛として美しく、エドガーとメリーベルの保護者としての大人っぽさも備えていました。「ハンナのお花屋さん」のボーダーTシャツにダボッとしたスカートの移民の人とは別人。こんな地味な衣装が似合うトップ娘役ってどうよ、と思っていましたが、「ポー」では、面長の顔立ちと肩のライン、背筋の美しさで、クラシックなドレスを品よく着こなし、魅力的な大人の女性の色香を醸し出していました。帽子も良く似合う。なんといっても透明感のある声の歌がすばらしいので、場面が盛り上がり、本当に耳に心地よい。

瀬戸かずやの男爵は、思ったとおりのかっこ良さですが、エドガーへの接しかたが乱暴できつすぎるのではと。自分たち家族を守るため、という思いはあったのだろうけれども、シーラと熱烈な恋愛をし5年も待っていた深い心をもつ人のようには思えないのがちょっと残念。エドガーが扱いにくいから仕方ないのでしょうが。ハンナの時は、みりおを見守る感じのアキラがとてもよく、二人はとてもお似合いだなと思っていたので。

「ポーの一族」感想まとめ よかったからこそ、もっとエドガーとアランの絡みを

幕開きで、耳から離れない主題歌ポーの一族 が、クラシックな衣装を着た ヴァンパイアたちに歌い上げられ、妖しい雰囲気に包まれます。

1幕は、エドガーがポーの一族に加えられるまで、そしてシーラと男爵と旅して起こる事件が中心。マンガは読んでいたけれども、エドガー の印象とアランとの関係性、転校生だったこと以外、 具体的な内容は忘れていたので、人間世界が中心の舞台では、エドガー達ヴァンパネラが悪い人たちで、ずっと追われているいようなハラハラする展開であり、意外な感じを受けました。

1幕後半になって柚香光のアランがでてきます。まさに「やっと、やっと、やっとー」という感じ。漫画のアランは幼い感じで、みりおエドガーのように柚香アランはそっくりではないけれども、美しい少年であることは間違いない。一幕では、エドガーと敵対しているわけで、二人の近づくシーンが少なく物足りない。だから、一幕にはほとんどアランが出ていない印象が残りました。

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1幕終わった後は、ヴァンパネラの家族が役にはまってて、音楽もよく、きれいな舞台で、小池先生よくやった、とは思いましたが、おもしろいのかどうかは、まだわからない。だけど、みりおエドガーの魅力を中心として、あまりにも美しい世界に浸れて、それだけでも十分満足できると思いました。

2幕からは、「ポーの一族」の一番の魅力であるエドガーとアランの物語になり、やっと観たいものにたどりつけた、という感じです。これなら立ち見もできる。

物語はググーーンと一機に進み、エドガーがアランに「一緒においでよ、一人では寂しすぎる」と誘うシーン等、漫画の魅力そのまま。窓からスーッと登場するみりおエドガーは、本当に妖しくて、ドキッとする。

フィナーレでは、みりおが地毛をストレートな少年ぽくして、それも含め大変よかったのですが、観劇後、友人と何かが物足りなかったねと。

その結果、1幕のプロローグでもいいし、始めのほうに、エドガーとアランが二人だけになってからのシーンが欲しかったという結論に。今回はアランがエドガーの相手役なのだし、漫画でもエドガーのいきさつは後になっている。初めて観る人には、時系列に添ってわかりやすかっただろうけれども、みりおとれいちゃん(柚香)が美少年という、「ポーの一族」でしか味わえない最強のコンビを、最初にドカンと持ってきて欲しかった。

大劇場で大勢の生徒を使わなくてはいけないということで、ホテルでのイベント「降霊術」を長々と引っ張たのだろうけれども、結果として、男爵もシーラもその忠告を守らず滅びていくし、男爵はエドガーに注意して生きろと言ってる割には、頭悪いんじゃない?という違和感が。なんのためのお告げだったのか意味不明。大長老の霊が降りてくる派手なシーンを持ってきたかっただけ?

小池先生も観劇されていて、1幕目終了後、急いでおられた。楽屋に行ってダメだしをされるのか、または、修正点をほめるのか?もともと時系列でない漫画を、よくここまでまとめたられたとは思いますが、メインディッシュはエドガーとアランの関係性であることを思えば、もう一息、深く考えて欲しかった、上演を30年以上も待たれたのだから。これだと、番外編を作ってもらいたくなる。「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレ編みたいにね。でも、そんな時間はみりおにはないだろうし、みりおエドガーでなくては考えられないし、今のれいちゃんだからいい。

また観たいと思える仕上がりでしたが、もっともっとと思う気持ちも残りました。

宝塚での1幕目の間延び感は全く感じず、惹きこまれました。東京公演で、いくつか変更点があったようですが、具体的にはわからない。それぞれの人物像が深まり、魅力が増しているのでしょう。一番は、エドガーから目が離せない度が上がっているのを感じました。
「ハンナのお花屋さん」は、あふれるような緑の中にあります。この舞台背景を観ているだけでも、癒されます。みりおはフラワーアーティストで、アキラは経営や営業のマネージメントを担当。この組み合わせがとてもいいのです♡。

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