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真風涼帆トップスターの新生宙組お披露目公演が、宙組誕生20年の節目の年と重なり、2部のレビューが「シトラスの風」と聞いた時は、「オオーッ!」と気持ちが高まりました。
宙組「シトラスの風-Sunrise-」懐かしさと真風の魅力
オープニングの「シトラ~ス♪」が始まり、明るい黄緑、水色、黄色の衣装のグループが順々に出てくる。娘役は帽子の鍔の前が長く、これを最初に観たとき(ビデオ)に素敵だなと思ったことを思いだします。すがすがしいきれいな色合いで、シトラスの香りのようなさわやかさと、懐かしさが広がります。気持ちが最高に盛り上がったところで、ピンク色の衣装の真風涼帆が登場。
「シトラ~ス♪」と歌い始めると、ちょっと違和感?ずんちゃん(姿あさと)の柔く伸びる歌が耳に残っているので、真風にはシトラス感がないなと。でも、悪いということではありません。違いを感じたということで、懐かしく、気持ちの良いシーンで満足でした。
次に真風、芹香、星条、愛月のスラリとした男役4人のシーンになります。真風以外は、紫色系の色違いの衣装で大人っぽい。真風だけ明るいピンクなので、浮いているような…。考えれば、ずんちゃんは、かわいく幼い感じもあったので、明るいピンクの衣装でよかったんだなと。真風は、面長の大人の魅力なので、持ち味の違いを、ここでも気がつきました。でも、4人がかっこよくて、オペラでじっくり観ました。
宙組「シトラスの風-Sunrise-」星風まどかが中心に
プロローグが終わり、星風まどかが中心の若者達のシーンになります。まどかは、白いフリフリのドレスでとてもかわいい。取り巻く、若い女性たちも、ピンク系とオレンジ系のふんわりとしたかわいいドレスに、リボン等の飾りがついた、大きな鍔の帽子で、とても綺麗。
オペラで観ると、まどかのすぐ横にセイコ(純矢ちとせ)がいて、手がとまる。童顔で小さな顔のまどかの横に、しっかりした大人顔のセイコが。前髪を横に向けてカールしておろし、長いミツ編みを両サイドにたらしている…。とってもニコニコして歌っているのですが、かなーり…イタイ(^o^;)。
その反対の隣には美風さんがいるのだけれども、丸顔でかわいいタイプだから、そう気にならない。舞台は遠目で観るものだし、歌える上級生として当然なんでしょうが、ここは、まどかから少し離れたほうがよかったような…。でも、次、観るのが、ある意味、楽しみです(^.^)。東京でも同じかな~?セイコは大好きですから!
このシーンで、前作の「神々の土地」で、研1にして新公主演をした夢白あやが、男の子の役をやっていました。帽子が脱げそうになるのを押さえながら、女の子と連れだって走っているのがとってもかわいい。主演男役の子供時代もできますね。美少年でした!
宙組「シトラスの風-Sunrise-」新しいシーンで大人っぽい真風が
組長スッシーさん(寿つかさ)が名ダンサーだったMr.Bojannglesの役をするのが、今回の新場面の1つですが、とても素敵でした。スッシーさんが老いたMr.Bojannglesで、中心の椅子(と思う)の上にいます。ちょっと動くだけで、老いた名ダンサーというのが感じられ、さすが!
ここは、いままでの、透明感のある色から、黒白赤の配色へ。大人っぽい真風が登場して歌い、さらに男役8人とかっこよく踊ります。パンフレットで見たら、前回の新人公演の迫力あるダンスと芝居に目を奪われた優希しおんが出ていた。席が2階後方なのでチェックできなかった((T_T))。次は、もう少し前で、個別認識しながら観たい!!ここにきて大人っぽいシーンとなり、真風にしっくりきたなと。
花ちゃんがとっても美しかったシチリアのシーン。まどかが、同じ衣装で出てきます。背伸び感がいなめない。でも、歌いだいしたら、大人に見えてきた。真風と芹香との3人のドラマですが、士官や令嬢が出てきて、華やかでよかったという印象。真風とまどかに強い引力が働いているように見えないため、他に目がいくのですね。ま、それでも問題ないし。
ラインダンスは、ピンク色の衣装でとても可愛かった。下級生ばかりなので、峰里ちゃんや夢白あや等、かわいい娘役が前列に出てくる時もあったし、優希しおんもチェックできて満足😃✨。
宙組「シトラスの風-Sunrise-」明日へのエナジー
そして、「明日ヘのエナジー」へ。期待のシーンです。3人の男役の長い学ランでの躍りが素敵で、また、総合的な魅力でずんちゃんの歌でなくても大丈夫でした。最後は、美風さんの強く高い声でひきしまってたし。黒と白の動きが本当にきれいでした。
マギーの歌でつないで、新場面Sunrise へ。真風が半円の太陽の舞台装置の前で歌うというとこから始まり、人が増えてきて、途中でまどかが白いドレス?ででてきて、特にデュエットダンスといういうような趣が無いままちょっと躍り、気がつくと白燕尾の男役大階段になっていたという感じです。白燕尾ダンスも新鮮でした。
観劇から3日たってみると、「明日へのエナジー」を観て以降のシーンがあまり印象に残っていない。それほど、強い力を持っているシーンだということですね。
最後のエトワールを楽しみにしていたら、まどかだった。お披露目の時は、トップ娘役がやるものなのでしょうか?十分に歌うシーンあったのだから、他の娘役はいないのかなと。二番手男役が女役で相手役をして、役が小さくなる時等以外には、歌うまの娘役を育てるためにも、主演のエトワールは好みません。
宙組「シトラスの風-Sunrise-」まとめ
今回は、宙組創立20周年ということで、再演はとても意義があったと思います。特に名シーン「明日へのエナジー」のアドバイザーにズンちゃんが入っているというのですから。宝塚の魅力は新陳代謝にありますが、こうやっていいものが受け継がれ、残っていくのは大切なこと。濃い時、薄い時があっても見続けているファンにとっては、当時の自分を思い出したりして嬉しいことです。
シトラスは、まとまりの良いレビューでしたが、見終わってみると、1部のほうが印象に残っていた。大柄で大人な感じの男役に、娘役がかわいい系や小柄で、大人っぽい娘役がいない。だから、男女の情感がほとばしって起こる化学反応が無いからか、とも。
男役の素敵さは、娘役があって、さらに輝くものなのだと改めて思いました。また、この作品は、歌うまで若々しいずんちゃん、大人っぽいノーブルな花ちゃんのものだったんだなとも。
次は、真風のために書いたレビューやショーで、真風の、宙組の新たな魅力を引き出してもらいたいです。