新橋演舞場「オセロー」感想 檀れいが美しい!イアーゴは神山智洋
檀ちゃんが「オセロー」のデスデモーナの衣装を着たチラシを見た時、「絶対に見に行こう」と思っていました。オセローの中村芝翫は、真っ黒に塗りすぎじゃない?と思いましたが、その分、檀ちゃんの美しさ、清らかさが引き立っている。檀ちゃんにはお姫様が似合う。
檀ちゃんが「オセロー」のデスデモーナの衣装を着たチラシを見た時、「絶対に見に行こう」と思っていました。オセローの中村芝翫は、真っ黒に塗りすぎじゃない?と思いましたが、その分、檀ちゃんの美しさ、清らかさが引き立っている。檀ちゃんにはお姫様が似合う。
昨年の七月、大阪公演でこの演目を観ました。蓑助のお辰が観たかったからなのです。最高でした!!黒の絣で、ベージュの博多帯、老女形(ふけおやま)という、眉が無いあだっぽい美人顔。蓑助にしかない、肩や胸や首や目元や、手先や・・・言い出すときりのない動き。お辰って、こんな風に、色気満載のかっこいい女だよね、と思わせてくれる。
花組「ビューティフルガーデン」は宝塚で観て、華やかな衣装でその時は楽しかったのですが、観た後の高揚感が残らない。それが、なぜなのか?東京公演の初日を観劇して、わかりました。説明しないとわからないシーンが、邪魔をしているんだなと。
七五三は、家庭内のお祝い事なので、母親の着物はフォーマル(訪問着や付下、紋付の無地)にしないといけない、ということはなく、小紋であっても、色や柄を選べばふさわしい装いになります。着物、帯、帯揚げ、帯締めと着るものが決まれば、次は草履選びです。
花組公演は、宝塚では2回観て、両方とも1階席でしたが、今日の初日は、2階後方のB席の真ん中あたり。あまり、期待していなかったのですが、意外と1階の観劇では気づかなかった見え方があり、芝居もショーも新鮮に感じました。
七五三は、子供の健やかな成長を祝う、家族の大切なイベントです。 子供が和装の礼装ならば、お母さんも、是非着物を着ていただきたい。着付けなどの手間はかかりますが、和装の子供との写真映りも素敵になりますし着物にしかない特別感が味わえます。
平成三十年九月の歌舞伎座には、夜の部最後の三幕目に、玉三郎の新作歌舞伎舞踏「幽玄」が出ます。昨年オーチャードホールで初演したものの歌舞伎座版かと。この演目は観ていなかったので、幕が開いて裃に袴姿の鼓童メンバーがズラリと並んだのを観た時は、驚きました!!
初めて近しい身内が亡くなり、涙したのが高校生の時。父方の祖母で、70代前半でした。昔の主婦は健康診断などしないから、体調が悪いと気がついて病院で検査した時には、すでに手遅れ。その事を知った朝の家族の雰囲気は、今でも覚えています。
宝塚の初見の時は、胸にズーンときすぎて、そのあとの「Gato Bonito!!」は何だか上の空。ショーには轟さんは出てなくて、さっきまでの悲しい恋はどうなったの?ということで、心がついて行かなかった。それぐらい、力のある作品でした。
昨年2月に、母方の祖母が老衰で104歳で亡くなりました。苦しむことない、静かな大往生でした。最近は、祖父母が亡くなった場合、喪中にしないこともあるそうで、両親も、自分たちは喪中にするけれども、孫である私たちは、喪中にしなくていいよと。