「越路吹雪に捧ぐトリビュートコンサート」観劇②宝塚OGの輪が魅力

1幕の元トップスター9名による歌い継ぎが終わり、20分の休憩後、二幕目が始まります。
幕があくと、薄暗いライトの中、上手に誰かが座ってる。越路吹雪の歌が少し入ったあと、岩谷時子が、越路吹雪を思って書いた詩『眠られぬ夜の長恨歌』の朗読が始まります。

ゆうみちゃんでした。これが、とても素晴らしかった!!

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越路吹雪コンサート2幕目 宝塚OG最近退団の若手も登場

切ない、胸が苦しくなるような思いが、ゆうみちゃんならではの語りで伝わってきました。聞いているうちに、帰ったら『星逢一夜』を見ようと思い、相手役のチギ(早霧せいな)の顔が浮かんできました。さすがです。1幕の残念感を完全にくつがえしました!!その後、歌となりました。前髪を上げ、大人っぽい肩を出した黒にシルバーの模様のドレスで、今度のスカートはフワリとしていてホッとします。でも、娘役には地声の歌は難しいかなと。

その後、黒のヒラヒラのパンツにビロードの黒のショートジャケットの大ちゃん。髪は男役時代よりちょっと毛先が伸びて、素敵な女子のショート。綺麗でした。歌は宝塚時代よりは安定していましたが、ちょっと微妙でした。次が、元月組男役の煌月 爽矢。今は名前を中原由貴と変えてるようです。前髪おかっぱで、目がくりくりして、大ちゃんの後なのもあり、普通の女子に見えました。青いドレスが素敵でした。

そして、やはり、上手の椅子に座って朗読から始まったのが伶美うらら。白いドレスで襟元にヨークのようなキラキラした白い石がついて、ギリシャ神話の女神のように美しい。低い声の朗読で味がありました。歌は地声で全く問題なく、芯があって宝塚時代とは比較にならない安定感でした。薄化粧なのに、とても大人っぽく美しい。宝塚辞めたのも、このコンサートに出演したのも、正解と思いました。次の舞台も決まっているし、楽しみです。

越路吹雪コンサート2幕目 宝塚OG元男役トップスター それぞれの魅力

この後に、元男役トップスターのOGの歌になります。1幕目からグンと良くなったのがズンチャン。毛皮の襟のジャケットで、歌もパワー全開!バックもオーケストラのような迫力で、このために、1部は2割ぐらいに押さえてたのかと。のびのびと広がる声のボリュームはさすがでした。

わたるちゃんは男役テイストのまま、とても素敵な黒い衣装でした。スパッツの上に、透けた生地で、膝より短いセンターがひらいた膨らんだスカート風のものを着てる。真ん中はスパッツ丸見えなんです。ハーフブーツが前がエナメルの黒で、サイドがグレーになり、後ろが朱赤で素敵。モデル並のスタイルとは言え、本人のセンスがいいのを感じます。

安寿さんは、赤紫のガウンを羽織ったようなドレスで、ロングヘアーを耳にかけ、同じ生地の男役の帽子を斜めにかぶっている。痺れるカッコよさです!ウエストを金色系のサッシュで無造作に締めてる。袖のロングカフスには、金色のボタンが5つついていて、肩からのフワリとした袖を締めている。細くて、腕が長くて、手の大きい安寿さんだからこそのドレス。本当に素敵でした。

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安寿さんの後に、若手と、ツレちゃん・安寿さん以外のOGが一緒になって『チーク・トゥ・チーク』を歌い、華やかで楽しい。この時、ズンチャンと真琴さんはドレスを変えていました。

この後に、ツレちゃんの『愛の讃歌』。ツレちゃんは、キャラクターとしては『ろくでなし』のほうがあってたけど、聞きながら、私は小学生の頃から知ってるんだ、ずっと好きだったんだ、と思ったら胸が熱くなりました。いい人に巡りあえてよかった。これで上月昇が生きていたら…。越路吹雪といい、歌う人はストレスが強いのかな。

この後は全員で(安寿さんは衣装を変えていました)『幸福を売る男』『オー・シャンゼリゼ』を歌った後で、ツレちゃんから挨拶があり、終演となりました。

越路吹雪コンサート2幕目 宝塚OGたちの暖かい輪

3回目のカーテンコールで、全員にマイクが渡り、先輩から一言ずつのコメントになり、楽しかった。安寿さんが、「今回はツレちゃんの次が自分でビックリ!40年ぐらいあいてます(実際は30年くらい?)」とかで笑い取っていました。真琴さんは、賢くまとめてました。すみれちゃんは「先輩方のようにトーク力を磨きたい」と。水さんは、「こういう宝塚関係の舞台は、本当にお客様が暖かくて、また出演したい」

後半に行くにつれ、大先輩から、大々々…先輩と増えていき、先輩たちが受ける!!若手は、「ご一緒させていただくなんて、貴重な経験をさせていただき・・・」と。大ちゃんは「今日は朝から心臓が痛かった」。ゆうみちゃんはゆうみ節で天然の面白い言い方で、笑いを取ってたのですが忘れてしまい、残念!!でも、ゆうみちゃんを感じられてよかったです。

幕が降りて、終演アナウンスがあっても拍手がなりやまず、もう一度幕があがりました。ツレちゃんが、「越路さんに1歩なんて近づくのも大変だけど、1ミリでも近づけるように努力するので、皆様よろしくお願いします」というコメントで締めました。

とても良いコンサートでした。帰りに友達とも会えました。久しぶりに良いものを観たと。ゆうみちゃんの朗読のところは同じ感想で、やはりチギの顔が浮かんだと。

これからも、こういうOGコンサートは観たいと思いました。現役の方も、濃い時、薄い時はあるけれども、情報が途切れないようにしないと。離れてしまうと、安寿さんのような見逃しをしてしまうので。最近退団した、ゆうみちゃん、大ちゃん、怜美さんにもがんばって欲しい。宝塚OGの輪を豊かなものにしていってくださいね。人気のあるスターの時に退団した皆さまには、可能性がある。今後の活躍を楽しみにしています。

第二幕 歌唱順
『アマリア』     咲妃 みゆ
『君を待つ』     鳳翔 大
『イカルスの星』   中原由貴
『最後のワルツ』   怜美うらら
『サン・トワ・マミー』凰稀かなめ
『アコーディオン弾き』水夏希
『群衆』       春野寿美礼
『ラストダンスは私に』湖月わたる
『そして今は』    姿月あさと
『人生は過ぎゆく』  真琴つばさ
『愛の幕切れ』    安寿ミラ
『チーク・トゥ・チーク』
『愛の賛歌』     鳳蘭
『幸福を売る男』
『オー・シャンゼリゼ』

出演は、元男役トップスターは、鳳蘭・安寿ミラ・真琴つばさ・姿月あさと・湖月わたる・春野寿美礼・水夏希・凰希かなめの8名。さらに、昨年7月に退団したトップ娘役咲妃みゆと、別格男役スターだった鳳翔大、2ケ月ほど前に退団した娘役の怜美うららも出演。
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