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CS放送の宝塚スカイステージの番組で、こんな贅沢なイベントがあったのを知りました。
小林一三が愛したタカラヅカ 特別編
~真琴つばさ×檀れい~
2018年1月28日(日)14:00/17:00開演
元月組トップコンビ、真琴つばさと檀れいが、小林逸翁美術館の1階にある、120席ほどのサロンのような小さなマグノリアホールに登場するのです!!これが、たったの5500円だというのですから、チケット取れた方は、本当に幸せですね。
パンフレットより
「2017年は、小林一三がこの世を去って60年・・・
自ら作品を書き下ろし、演出を手掛けるなど、逸翁が何よりも愛情を注ぎ、育んだ宝塚歌劇。
100年以上の時を経た今も、~清く、正しく、美しく~の逸翁の精神は受け継がれています。
そんな逸翁に思いを馳せ、没後60年の記念となるイベントの締めくくりにタカラヅカを卒業しても輝き続けるお二人の登場」
真琴つばさの男役オーラ、檀れいの輝く美しさ
真琴つばさは、昨年の越路吹雪の宝塚OGコンサートで、ピンク色の素敵なドレスを着て、シャンソンを語るように歌っていたのが、意外に似合っていて、ちょっと驚いていました。
宝塚退団後も、男役キャラクーを敢えて消すことなく、独特のキャラクターとトークのうまさで、芸能界に残ってきたマミさんですが、これからは、シャンソンという武器を身に付けるため、女路線に寄るのかな、それで、新たな魅力が生まれるなら、それもいいなと思っていました。
でも、このイベントでは、元月組トップスターとしての登場ですから、「宝塚のマミさん」になっていて、かっこいい男役オーラ満載です。白っぽいテーラードのパンツスーツに、チャコールグレーのオーガンジーのような張りのある素材の大きなリボンを片方の肩に寄せて結んでいて、とてもステキ❤。大人の男役度に磨きがかかり、堂々としています。
檀れいは、黒のドレス姿でキラキラと美しく、マミさんによりそう表情がなんともかわいらしい。「上級生男役に憧れる娘役」感満載で、それは、宝塚ファンが持つ気持ちと同じもの。だから、画面から幸せ感があふれ出てきて、とても気持ちいい。
真琴つばさと檀れい 月組トップコンビになった時
マミさんとダンちゃんのプレお披露目公演は、「うたかたの恋」でした。そのお稽古の初日(集合日)、思いもよらずマミさんの相手役に抜擢されたダンちゃんは、黄色のレオタードに黄色のスカートできて、マミさんに「昨夜は一睡もしていません。」と言ったそうです。ダンちゃんは、顔のかわいさ、美しさは抜群でも、歌や躍り等、技術レベルが未熟で、トップ娘役になるような育てられ方をしておらず、ダンちゃんは「自分の身に何が起こったのかわからない」「とにかくマミさんについていかなければならないと必死でした」と、当時の思いのままを話していました。
人に甘えたりすることが苦手だったダンちゃんは、マミさんのディナーショーに出演した時に「真琴さん」から「マミさん」になり、話ができるようになったということでした。真琴は、トップになった時から、下級生まで目を配ってアドバイスをしたり、「さっきの演技がよかったよ」等の言葉をかけたりしていて、その言葉がとても励みになっていたと。今の真琴つばさがあるのは、この目配り、気配りがあってのことですよね。こういう上司のもとで働けば、楽しいし、頑張れるでしょう。
マミさんからは、プレお披露目のダンちゃんのマリーはとてもかわいいく、お披露目での「螺旋のオルフェ」では大人っぽい役もできて、かわいいものも、大人っぽいのも両方できてるからとても楽しみになったと。
この頃、私は、宝塚は殆んど観ていませんでしたが、月組はたまに観ることがあり、真琴つばさがトップになったのは、知ってはいました。でも、トップ公演を観たのは「黒い瞳」が初めてでしたので、ダンちゃんの驚きのトップ就任のことなど知らず、プレお披露目公演の「うたかたの恋」のポスター画像を見て、お人形のようにかわいい人だなと興味が高まっていました。
そして観たお披露目公演の「螺旋のオルフェ」は、ストーリーはなんだか難しくて疲れたと思いましたが、ダンちゃんは期待にたがわぬかわいさで、また、真琴つばさもかっこよく、宝塚だからこそ得られる満足感を感じました。
真琴つばさと檀れい 月組トップコンビ時代を振り返る
思いでの作品について語った後は、二人でと、それぞれで歌うということになりました。マミさんは、現役時代よりも歌えるようになっているのはわかっていたので安心でしたが、ダンちゃんのソロは「大丈夫か?」とちょと不安に。CS放送でトップ時代の作品が放送され、楽しみに見ていると、生で観ていた時の印象よりも歌がちょっと…ということがあるので。
でも、大丈夫でした。ダンちゃんも女優として仕事をする中で、当然ながら発声のトレーニングをしてきているのですね。二人とも、現役時代よりも大人としての美しさには磨きがかかり、歌唱力は上がり、成長している姿がとても素敵な元トップコンビであり、歌でした。
真琴つばさが、退団する公演は、東京宝塚劇場のこけら落とし公演。通常は宝塚で1月1日に公演があるのが、そちらは休演で、東京こけら落としが元旦。その時のマミさんのプレッシャーは、当然ながら大きなもので、ちょっと触れれば壊れそうなギリギリのところでやっていまたということ。
ダンちゃんはその時の話を振られると、「今でも涙が出る」と、涙をこられながら、「寂しいということと、でも、それよりも自分が選んだ道(宝塚に残るということ)だから、とにかくきちんとマミさんをお見送りしなければならないという思いで必死でした」。それを暖かく見つめる真琴つばさが、本当に素敵。男役の完成型というのは、人生を重ね、大きく人を包み込む暖かいオーラ、包容力を身に付けた、マミさんのようなもののではないのかなと思いました。
真琴つばさと檀れい まとめ
最後の挨拶となり、ダンちゃんは、最初挨拶風に話そうとしていましたが、「実は…」と言い始めると、ニコッとして、心から嬉しそうに「このお仕事が決まってから、マミさんと電話したり、お会いしたりして」と、嬉しそうに話す。まるで、女子高生が素敵な先輩とデートできたことを、親友に報告している時のよう。美人女優として成功していても、宝塚での想いは続いている。トップの仕事がどれだけ大変なことだったのか、というのを改めて思ったのと、本当に宝塚っていいところだなと思いました。真琴からも「宝塚時代のことを話して、私たち若返ってます」「私たち、いいコンビだったよね」と、愛に溢れる言葉がありました。二人とも、これからも応援していきます。