「異人たちのルネサンス」新人公演 瑠風輝の成長と夢白あやの美しさ

宝塚まで行って「ロマノフ」を観劇をした翌日に、新人公演があるのに気づき、立ち見券で観たのがこの二人、瑠風輝と夢白あやのコンビでした。瑠風の歌に興味があったのと、美女伶美うららの役をするのが、研1の夢白あやと聞き、どんな子だろうと、興味がわいたからです。

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「異人たちのルネサンス」新人公演 瑠風輝の成長

瑠風は、前回に比べて、グッとあか抜けました。「ロマノフ」では、歌になるといいんだけれど、滑舌が悪くて、知的で大人な貴公子に見えなかった。歌は上手なのに、なぜ、セリフ声はだめなのかなと。

今回は、滑舌は、はるかに改善され、スッと声が前に出ていました。金髪のビジュアルも瑠風なりに工夫して、似合っており、恋をしている若い芸術家に見えました。新人公演、卒業年次になったのを感じます。

夢白あやのヒロイン感が、ハンパない

瑠風がスカステのニュースで言っていましたが、「夢白がとても成長している。感受性が強くて、涙ぐんだりするので、自分の感情をコントロールしたほうがいいとアドバイスしました。」と。

夢白は、ロマノフでも研1とは思えない演技でしたから、もともと芝居への感性が豊なのでしょうね。

「ロマノフ」と同様、今回の衣装も、宝塚らしくてとても素敵ですが、夢白のカテリーナが、くすんだピンクの衣装で登場した瞬間、「美しい!!」と。まさに、宝塚的なヒロイン。嬉しくなります。

オレンジ色の衣装もとても似合っていましが、最後の教会で落ち合う時の黒っぽい衣装の時、さらに美しさが引き立っていました。レオナルドと落ち合う前で、ずっと、閉ざされていた心が、開放されて幸せそうに歌う。その表情の美しい事。

発声にもクセがなく、聞きごこちのいい声で、伸びしろを感じます。歌は「ロマノフ」の時は未知な部分でしたが、今回、研2としては、十分に歌えており、期待が高まりました。バウ公演などで、早くヒロイン役を見てみたいものです。

ロレンツォが研2でびっくり!

新人公演のチケットが急に手に入ったので、主演二人以外は、知りませんでした。劇場に行ってパンフレットを見ると、キキちゃんの役ロレンツォに知らない人の名前がある。新たな若手かな、ぐらいな意識でした。

舞台のロレンツォは、まず背が高くて、マント姿も良く似合う。声が良くて、高圧的な感じも品を失わずに出せている。歌は堂々たるもので、上手い子だな、と思いました。ただ、顔立ちは丸くてちょっとノーブルとは言い難く、二枚目というのではないなと。

終演後、「なつ颯都(はやと)は研いくつか?」と思って調べたところ、研2と知って、ビックリしました!!

同期の夢白あやも、研1で伶美うららの役をやり遂げていますが、男役、しかも高飛車で高貴な役となると、研2の若い女子には難しいでしょう。顔は好みがあるので、私にはピンときませんでしたが、演技、歌、存在感は、立派なものでした。本当に驚きです!!

夢白あやは、心に壁を作っているはずのロレンツォが、同期ということで、心が馴染んでしまい、それが出ないようにするのに苦労した、と言っていました。

グイドとジュリアーノ

完全悪役のグイドは、若翔りつ。この人も、知りませんでした。背が高く、歌も歌えて、敵役の演技もできている。この人もうまいじゃない、と思いました。でも、本公演では、まだまだのようですね。

ジュリアーノは優希しおん。ロマノフの時もずんちゃん(桜木みなと)の役でしたが、東京公演では、迫力のある踊りにどぎもをぬかれました。

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今回のジュリアーノ役では、ずんちゃんは、お坊ちゃまの甘えやわがまま、世間知らずゆえ、だまされたと見えるのですが、優希しおんの場合は、若い男としてのエネルギーが元々あって、カテリーナに恋をすることで、爆発した、というように見えました。

彼女は前回の「赤い河」の時の新公は、2番手キキちゃんの役でしたね。それよりも、今回の方が、私には似合っているように見えました。歌は、ロレンツォとグイドが歌えているので、「ガンバレ!」という感じ

「異人たちのルネサンス」新人公演 全体の感想

本公演の真風の場合、若い感じに作っており、さらにお色気がまし、すでに、才能あるスター芸術家感満載。もちろん、十分、大人の男性という感じがしました。

瑠風だと、年次の若さが役にあっており、首がスッと長いところにもピュアな青年ぽさを感じました。また声にクセがないところも、合っている。主題歌の「夢の中の天使」の曲を瑠風が歌うと、空が広がるイメージをもちましたし、「ゆめのなかーのてーんしー」と歌うところの響きが、まさにそのような感じで、よりいい曲に聞こえました。

そして、夢白は、大人っぽいので、二人の年齢が近く、元幼馴染というのがしっくりきて、カテリーナの心を壁が取り払われていくのが、自然に見えました。だから、恋物語が本公演より引き立っているというか。

真風とまどかだと、かたくなに固まったカテリーナを、大人のレオナルドが、説教して洗脳を解いているというような、立場が上から下への感じだったんだな、と気づきました。ロレンツォもグイドも濃いので、嫌な人、悪い人の圧が高かったので、まどかのおびえが、目立ってなので、余計にね。

宝塚では、元幼馴染のような話がよくあるし、意味不明なところも、恋物語で押し切るというのもあり。このは脚本は、これぐらいの若い主役で少人数で上演するのがあってるんだなと。本公演では、工房仲間とか、2人ぐらいで十分だから。

上田久美子先生の「ロマノフ」の宝塚公演での瑠風の挨拶は、とってもあっさりしたものでした。こんな熱のないものなの、と思ったのですが、きっとそれは、出来に満足してなかったからですね。

今回は、最後の新人公演の主演らしい、自信を持たのびのびとした挨拶でした。前回の主演よりも学年はあがっているし、作品の主演も似合った年齢だし。きっと、気持ち良くやりきれたのでしょう。

さらに挨拶でよかったのは、夢白あやが瑠風輝の横に立っていたことです。「ロマノフ」の時は、伶美うららがトップではなかったので、物語上の主役であっても、夢白は、上手のサイドに並んでいました。東京公演の時は、目をうるうるさせ、真ん中の瑠風が挨拶するのを見つめていしました。その顔が、とても美しかった。

今回の公演は、新人公演だからこその恋愛がひきたつ主演コンビが、回らりの悪に引き立ち、よかったです。

本公演に感動し新人公演も観ようと、当日券のために朝8時半ごろから並びました。前に並んでいる若い女子によると、2階最後列の当日B席よりも、1階立ち見のほうが絶対にいいということであり、美しい作品だったので近くで観たくて立ち見券を買いました。
宝塚での印象は、「男役は難しいんだな、新人だからしかたないのだろう」というものでしたが、東京公演では、主演の瑠風輝のドミトリーが、外見からもすっかり大人になっていました。見る側として、心を動かされる芝居ができていたし、熱い挨拶でした。

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