日本の少子高齢化が招く、「未来の年表」で知る怖るべき未来像② 

「未来の年表」で次々と示される恐るべき未来像。なぜここまで悪化してしまったんでしょうか?そして、これからどうすればいいんでしょうか?

日本の少子高齢化 確実に見えている未来をほったらかし

人口動態は経済と違って、予測から大きく変動することはないので、これらは確実に見えている未来。だから、今から準備しないといけないのに、各政党もなかなか提案できないのが現実。

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田原さん「日本人は、一番深刻なことはないものだと思う体質なのか?典型的なできごとが、東電は地元民に事故はないと言い切った、それで救難訓練が全くできていなかった。」

また、夏目さんからは、「これだけ消費者が減っているのに、それについて真剣に考えている企業の経営者はほとんどいない」との指摘が。

なぜ、日本だけがここまでの少子高齢化になってしまったのか

フランスやスウェーデンにも少子化がありましたが、グラフのように回復しています。

BSアサヒ「激論!クロスファイア」より

戦後、日本はベビーブームが3年で終わってしまい、少子化が始まっています。

戦争に負けて食糧難であったことと、戦前に人口膨張で苦しんだ経験があり、「たくさん産む文化」から、「少なく産んでりっぱに育てるのがいいことだ」という新しい文化に、早くに切り変わったからです。

その後、戦前、戦中が「産めよ増やせよ」の政策であったことの反動が大きく、政治家は家族政策に及び腰に。事実、2012年には、自民党が家族のことをちゃんとやろうとしたら、大きな反対にあったということです。

政治家も、家族政策はすぐに成果が表れることでないので、得点ができないので後回しになり、官僚たちも3,4年でポストが変わるので自分の成果につながりにくく、手をつけないまま、後回し、後回し、後回し・・・

「少子化になったのは、女性が専業主婦だったのが、働くのがあたりまえになってきたからでは?」ということについては、夏目さんから「女性が働かなくなったのは、高度成長期以降のことで、戦前も戦中も女性は働くのがあたりまえだった。だからといって少子化にはなっていない。高度成長期に、男性だけでものすごい長時間労働をするようになり、このモデルを続けていることに問題がある。」

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「さらに、バブル崩壊後の90年代以降賃金が上がらないということと、就職氷河期に入り、若者が会社に入れなくなったことで、非正規率が上がり経済が不安定になったことも、大きい。」

今は、経済的要因から、結婚したからといって、片方がやめるのはありえない、というのが若い世代での常識になっています。

日本の少子高齢化解決のためには、根本的に考え方を変えねばならない

著者の河合さんより「このように、社会のしくみが変わっているのにもかかわらず、政策の対応は相変わらず専業主婦を前提としたものになっている。」

「待機児童が多いということで、企業保育に向かっているが、赤ちゃんをだっこして、東京の満員の通勤電車に乗れる人がどれだけいるんでしょう、そうではなく、家庭で保育できるように、育休手当をふやすとかの考え方に切り替えなければいけない。」

夏目さんより「日本で『男の育休』をとらないのは、日本では仕事の能力よりも、一緒に過ごした時間に価値が置かれているから。育休期間のブランクで昇進のハンデになるのでは、と考えてしまう。」

と、その時、アシスタントの女性アナウンサーが発言しました。「でも、それは働く女性も同じことを受けています。育休を1、2年とる場合もあり、そうするとキャリアアップが見込めなくなって、そのあとの人生どうなるのかと思うと、男女ともに産むことに後ろ向きになってしまう・・」

働く母たちは、すでにこのことを体験しているのですね。そして、いろいろぶつかりながら、自分なりに解決しているのだと思います。

ネット社会になり、在宅勤務が増えるだろうといわれていたが、増えていないことについては、夏目さん「やろうと思えばできる。でも、今の会社の経営者層は、若い時にITを使いこなしていない。経営者が60±5歳のなので、そういうことをやってない人。だから、やらない。」

これも、長時間労働のモデルが続いているから、仕事の合理化を真剣に考える必要がない、ということからでしょう。

どんどん壁が出てきます。相当意識が変わらなければ解決できそうにもないことばかり・・・

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