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花組「ハンナのお花屋さん」観劇 みりおならではの心洗われる舞台 

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花組が2組に分かれて行う公演で、トップスターの明日海りおが、「ハンナのお花屋さん」(植田景子作、演出)、もう一方が三番手の柚香光主演の「はいからさんが通る」(小柳奈緒子脚本・演出)というのを知った時、すぐに興味をひかれたのは「はいからさんが通る」の方でした。

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「はいらさんが通る」のストーリーはほとんど覚えていませんでしたが、恋人役の少尉がとてもかっこいいことは覚えており、その少尉を柚香光となれば、どれほどかっこいいものか!宝塚仲間とも、絶対観たいと盛り上がりました。

「ハンナのお花屋さん」みりお(明日海りお)ならでは

すでにメジャーな「はいからさんが通る」に比べると、ほのぼのとした題名の「ハンナのお花屋さん」。インパクトがかなり弱く、スルーしていしまいそうでしたが、公式HPを見ると「花組トップスター明日海りおの爽やかな魅力と共に、ハートウォーミングなひと時をお届け致します。」とあり、確かに、植田景子先生なら、明日海りおのふんわりとした魅力を生かして、今までにない舞台になるのかなという興味が湧きました。

また、新たに相手役になった仙名彩世(ゆきちゃん)は、「ME AND MY GIRL」のマリア叔母様と「リンカーン」を観て、「うまい人だな」と思っていたので、新コンビを観てみたいとも思いました。

「ハンナのお花屋さん」緑に包まれる美しい舞台

「ハンナのお花屋さん」があるのは、「ロンドンの閑静な高級住宅地ハムステッドヒース」。

ハムステッドヒースは実在の場所で、ロンドン北部にある手つかずの原生林が残るロンドン最大の公園です。夏目漱石がロンドン滞在中、幾度となく散策したり、数々の小説や詩、絵画のモチーフになっていたり、有名な映画の舞台にもなっています。

ですから、「ハンナのお花屋さん」の周りは、木が茂り、あふれるような緑に包まれています。お店の中の花々と、たっぷりの緑。まず、この舞台背景を観ているだけでも、癒されます。

ここに少女漫画から抜け出たようなみりおと、いろいろな国から集まったスタッフがいて、和気あいあいとしています。(この店の規模で、10人近くのスタッフがいるのには、かなり違和感がありましたが、・・・)。カジュアルな格好の店のスタッフの中に、一人、ピシッとスーツで決めた大人の男がいます。発散してる空気が一人違って「ザ・男役」で目が行く、それがアキラ(瀬戸 かずや)です。

みりおはフラワーアーティストで、アキラは経営や営業のマネージメントを担当。大学の同級生ということですが、アキラはゼミの先輩ぐらいの方がしっくりきたかも。とにかく、この組み合わせがとてもいいのです♡。純粋な少年のようなみりおを、包み込むように守る大人の男アキラ、というのが。今回のみりおの相手役はアキラだな、と思いました。

ほのぼのだけではない「ハンナのお花屋さん」

ゆきちゃん演じるミアは、クロアチア移民。宝塚トップ娘役としては、かなり地味な役です。不法移民なので、生活が不安定。だから、白黒のボーダー柄のTシャツにダボダボのスカートと、身なりにかまう余裕はありません。

ミアは図書館で本を借りようとしますが、住民証明(のようなもの)がなくて借りられません。そこに居合わせたのがクリスで、代わりに借りてあげます(本当はいけないこと)。その本が『地雷ではなく花をください』です。これは、「難民を助ける会」の地雷廃絶キャンペーン絵本です。「ハンナのお花屋さん」はふんわりとした印象の中に「内戦、移民、地雷」という内容がさりげなく織り込まれています。

ミアは、過去に自分のせいで弟を地雷でなくしたという心の傷をもち、自分だけが幸せになってはいけないという思いをかかえています。ゆきちゃんのキャラクターが、この役をリアルなものにしており、また、歌になると、まるで「レ・ミゼラブル」のような海外ミュージカルを観ているのか、と思わせる程で、切々と心情が伝わってきます。さすがです。

新たな「ハンナのお花屋さん」として再出発

2幕になって過去の家族の物語になり、クリスの父親役デンマーク名門貴族の芹香斗亜が登場するのですが、久しぶりにその舞台姿を観て、パッとした登場感があり、アレッと驚きました。以前から、セリフの声がいいなと思っていましたが、歌も上手になっている、スターとして、一回り成長したのではと(花組はミーマイ以降観てないので・・・)。今回で花組から組替で、真風涼帆と組むのかと思うと、宙組がとても楽しみになりました。

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父の仕事が引き起こした事故で母を亡くしたクリスは、父の仕事を継がずに、家出して花屋になります。ところが、父が急死したことでデンマークに帰り、叔父から父と母の真実を聞き、父へのわだかまりが解消されると共に、「失ったものは戻らない」という父の苦しみについて考え、今、自分が進むべき道に気付きます。

過去に住んでいたデンマークの緑豊かな別荘を買い、そこで新たに店を開くことを決め、自由な発想でフラワーアティスとしての活動の場を広げます。本当にしたいことをつかみ、最後には、ミアがクリスの呼びかけに心をひらき、デンマークを訪れ恋人としてスタートします。

クリスのエプロン姿に癒される

みりおは、フィナーレ最後の登場もエプロン姿でした。世俗の欲に足をとらわれることなく、自分の生き方を見つけ、楽しそうに仕事をしている姿に心が癒されます。

また、ミアを探し求める純粋さもみりおならでは。ただ、みりおがミアを探し続けるのに、ちょっと説得力が弱いような気がしました。みりおのクリスはとてもいい人感満載なので、親切心プラスアルファーぐらいのものかなとも思っていて。最後まで、仕事のパートナーとして海外に呼ぶの?という気持ちがぬぐえませんでした。結局ハッピーエンドでよかったね、とは思いますが、もう少し二人の場面があれば、説得力が増したと思います。

緑や花のあふれる美しい舞台に描かれる純粋な魂に触れ、見終わったあと、すがすがしい気持ちになりました。心洗われる良い舞台でした。

劇場に着くと、当日の立ち見席まですべて売り切れ!期待が高まります。みりおエドガーが、とにかく妖しく美しい。透き通るような青い瞳はまさにエドガーだし、華奢な体に襟にリボンを結んだ少年の衣装がよく似合う。綺麗な手先が妖しさを醸し出す。
花組が5月に博多座で「あかねさす紫の花」を上演すると知った時、今度は絶対に行きたいなと思いました。それは、2002年の花組博多座公演を録画で見て、春野寿美礼の中大兄皇子にドキューンときて、「行けばよかった・・・」と後悔したからです。
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